あの夜以来、俺は紀美子の顔を直視出来ずにいた。にも関わらず、紀美子は相変わらずの態度で俺に接し、まるで二人で犯した過ちを軽いもらい事故程度にしか考えていないように感じた。姉貴はいったい何を考えているのだろう・・・?姉弟だから起きても当然の行為!・・・とでも思って割り切っているのだろうか?そこのところが物凄く気になったが、聞けるわけも無く俺は悶々とした日々を過ごした。そして、妙に姉貴を意識してしまう。あの夜まではまるで兄と弟のような感覚でいたのに、今やすっかり紀美子を女として意識し始めていたのだ。もちろん彼氏が出来て女っぽくなったのも原因のひとつだが、どうやら俺は姉に対してそれまでにない自覚が芽生えたようだった。姉貴に恋をしてしまったのかな・・・?夜な夜な姉貴との刺激的な行為を思い起こしてはオナニーに耽る・・・。そんな日々が続いた。当時、俺も妹の知美も部活が忙しかった。毎日、帰宅するのは知美が1時間ほど早い。ある日、期末試験の一週間前のため部活が活動停止になった。俺は珍しく16頃帰宅した。当然親父は仕事、お袋はパートで知美は部活。姉貴は地方の病院に泊まりこみの研修旅行だった。シン・・・と静まり返った家。自室に入ると制服を脱ぎ捨て、俺はトランクスにTシャツ姿でベッドに横になった。天井を見上げながら姉貴、紀美子のことを思い起こす。ムクムクとトランクスの前が膨らむのを感じた。目を閉じるとあの夜の光景がまざまざと頭の中に蘇り、俺はどうしようもないほどの興奮を覚えた。息子は完全に勃起している。ただ、胸が締め付けられるほど切なくて狂いそうなほど興奮する光景はというと、やはり姉貴が彼のモノを咥えていた状況だった。実の姉と弟というどうにもならない血縁関係・・・その上、姉貴と彼氏との関係に嫉妬を覚え、俺は身悶える・・・。とても、期末試験の勉強どころではない。毎日、毎晩俺は姉貴に対する煩悩に苦しみ、どうしようもなくなってオナニーするのだった。若さ故、抜いても抜いても元気になる・・・。紀美子を抱きたいっ!!今の俺の最大の願いはそれだった。どうにも辛抱ならなくなり、俺はトランクスを下ろすと痛いくらい勃起した息子を握った。自分でも驚くほど硬く、そして太く感じる。これを紀美子に突き刺せたらどんなに気持ちいいだろう?きっとすぐ射精してしまいそうだ。ティッシュを数枚握り締め、目を閉じて行為に始めようとした時、ふと頭に悪い考えが思い浮かんだ。紀美子の部屋に入ってみようか・・・?俺はいくら姉弟、親子、家族であろうとプライバシーに踏み込みことだけはいけないと日頃から考えていた。しかし、今家には俺独りだけ・・・こんな絶好なチャンスはない。そう考えると、紀美子の部屋に忍び込んでみたくてどうしようもなくなってしまったのだった。「よしっ!行こう!」決断すると、急にワクワクし始め、そして心臓がバクバク高鳴るのがわかった。もし家族の誰かが帰ってきてもいいように、トランクスを上げジャージを穿いた。割と細かいことは気にせず隠し事もしない姉貴は、部屋のドアに鍵を掛けなかった。だからよく物を借りたくて聞いても「ある場所わかるよね?勝手に持ってっていいよ」などと言ってくれるのだ。それに対して知美も俺も出掛けるときは常に自室に鍵を掛けていた。家族なんだから気にしない、秘密も持たない・・・それが姉、紀美子という人間だ。泊りで部屋を空けるのも関係なく、予想どおり姉貴に部屋のドアは開いた。これから姉貴の部屋を自由に物色できる喜びが大きすぎて
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