「あああ~はっ」
共働きの私は休みが取れると気が緩む様で、昼食の後つい、うとうとして
しまいます、何時もはそんな事は無いのですがエッチな夢を見てしまいま
した。
『ご無沙汰だからかな?』私は頬の紅潮を手の甲で沈め、立ち上がりま
した。『夕食の準備しないと 皆も帰って来るし』私は食事を作りながら
蘇る夢に悩まされていました。子供たちが帰って来るとそんな事も忘れて
しまいました。
「お父さん 遅いわねぇ 先食べよ! お父さんの分取っとけば良いわ
さあ 食べましょ」
食事が済めば大きくなった子供たちはめいめいの部屋に散らばり、居間に
私だけが取り残されました。仕方ない事だとは言え、寂しさが有ります。
広くなった居間に毛布を掛けて横に成りました。テレビの中で芸人がはし
ゃいでいます。暫くは見ていたのですが、無性に寂しくなって毛布を引き
上げました。毛布の中の私を昼間の夢が襲って来ました。私は自然と引き
込まれて行きました。そうした方が楽だったのかも知れません。後ろから
腿を伝い上がって来る手は、何処か懐かしく、寂しい私を慰めてくれるも
のでした。その手が股間に達した途端、忘れていた思い出が全身を駆け巡
りました。結婚以、欠片も来思い出すことの無かった小5の私と兄の人に
話せない関係でした。中心から溢れ始めた粘液が、布に染み込んで淫靡な
妄想を掻き立てて治まりません。私は指で確かめました。『すごい!』
私の指は気が付くと布の横から侵入し、深々と突き刺さっていました。
『ああ お兄ちゃん』ピンと伸びた足が寂しさを一時忘れさせてくれまし
た。家族に対する罪悪感が有ったのも事実でした。