姉が大学生、僕が高校生の時から関係している2人です。
現在姉52歳、僕も48歳になり双方に家庭もあり表面的には平凡な、でも
幸福な生活を築いており、車ならほんの10分ほどの距離に互いに住まいし
ていますが、僕ら姉弟にはこれまでの人生の中できわめて特殊で複雑な関係
があり、それは今なお現在も続いており長く二人だけの心の中だけに閉じ込
めてきたものですが、ここで思い切って告白しひとつの区切りをつけたい
と思い、これまでの色々な出来事を思い出すままお話しします。
2人が小さい頃、姉がまだ小学生の頃に両親が離婚して母親が姉を連れて
家を出て行き、2、3年は父、祖母と僕の3人家族でしたが父は出張がちで
殆ど祖母との二人暮らし。
そのうち母と一緒だったはずの姉がある日僕が小学校から帰ったら、別れ
たときの姉とは全然別人の大人びた、某有名女子中学の制服を着た美少女と
して僕の前に立っていた。
姉がまるで映画の中のラブシーーンの様に僕を抱きしめ(実際姉の方が背
も高く僕は姉の胸に抱かれて、まだ蒼く硬いでも不思議な柔らかさもある姉
の乳房の感触に忘れかけていた母の感触を重ね合わせていた。)姉が何か話
していたが、僕は頭がぼうっとするほど姉の美しさに打たれて何も聞こえな
かった。ただ「遅くなってごめんね、約束どおり戻ってきたよ、これからは
一緒で、もう絶対に離れないよ」という姉の囁きだけが耳に残った。
それから家の中が急に華やかに楽しくなり、僕はもう年中母の後を付いて
回る子供の様に姉について周り、また姉も甲斐甲斐しく僕の面倒を見てくれ
た。そういう生活が何年か続き、その間僕が中学生になり高校受験の最中
に祖母が亡くなって本当に2人だけの暮らしが続いた。父は出張が多く、ま
た後で、そのことでも問題がおきるのだが、もうその頃には女性ができてい
て、家に戻る事が少なかった。しかし経済的には事業で成功していて僕らも
何不自由なく過ごしていた。
その生活の中で僕と姉との関係は2人だけの世界を築きつつあった。
もうその頃には僕にとって姉千恵子は世界中でもっとも美しく大事な人に
なっていた。そして徐徐にその想いは姉を女性として見る想いに変わり
姉もまたひたすら僕を保護するいわば母性から僕の想いを受けとめるうちに
2人は少しづつ禁断の世界に踏み込み始めていた。