今も同じ街に暮らしてるから、年に数回その姿を見かける女性がいる。
今はお互い違う人と結婚している身だが、その姿を見るたびに、懐かしさ
に胸が軋む。
彼女との別れには、納得している。
相思相愛だったけど、一緒にはなれなかった。
あれ以上は、どうにも出来なかった。
俺たちだけの問題ならば、頑張って解決のしようもあったけど、そうじゃ
なかった。
俺たちは、愛し合ってはいけない、愛し合ったことがおぞましい間柄だっ
た。
それでも思い出してしまう、彼女の身体…
美乳で、美尻で、スタイルもよく、顔は可愛いのに身体がエロく、欲情が
そそられた。
俺のチンポをおしゃぶりするのが好きで、亀頭を吸い込むようなフェラ
で、爆発寸前にさせられた。
口の中で、舌をローリングさせてカリをぐるりと舐めまわすのが最高に気
持ち良かった。
生で入れてたし、安全日には中に出してた。
我慢に我慢を重ねて、堪えきれずにオマンコの中でぶっ放すとき、心から
幸せを感じた。
彼女のオマンコから流れ出る精液を拭きとるとき、愛しさに溢れた。
親父から聞いたとき、信じられなかった。
「お前らの愛は、兄妹愛だ…」
俺と彼女は異母兄妹だった。
俺たちは、何かと似てて、運命の出会いだと思ってた。
似た者同士は当たり前、兄妹だった。
俺は、妹のオマンコに妹とソックリな遺伝子を注いでいたのだ。
一度男と女になった俺たちは、兄妹として付き合うことはできなかった。
だから、赤の他人という最も遠い存在に身を置くことにして、別れた。
街ですれ違っても、絶対に声を掛けない。
横目で見送るだけだ。
それでも、一生忘れられない女だ。
その存在が俺にとって、良くも悪くも、大きな影響を与えた女だから。
血を分けた兄妹であっても、男と女として愛し合った以上、二度と触れ合
ってはならない。
同じ街に生きていても、会話さえできない遠い存在だ。
忘れられないけど、存在を否定して生きていく。
でも、妹を愛したことに、悔いはない。