「XX容疑者は、昨夜9時ころ、小田急線内で女子高校生に対し痴漢行為
をしていたところを、被害生徒に手首を掴まれ、また周囲の乗客の協力も
あり、現行犯で確保されました。逮捕された同容疑者は、女子高校生が余
りに可愛さに性欲が暴発して触りたくなったと、容疑を大筋で認めている
とのことです」
TVのニュースで痴漢事件が取り上げられていた。
「ホント馬鹿よね、こういうやつ。死刑にしちゃえばいいのに」
6歳年下の高1の妹があきれて言い放った。被害者が同じ世代の女子と知
って黙ってはおられなかったのだろう。
「そうだよな。人生終わるのに。公子の使う東武野田線にはいないのか?
こういう輩は」
「東武アーバンラインと言いなさい、ずっと昔に名前変わったんだから。
まあ、時々あそこも噂には聞くけど、それほどぎゅうぎゅうに混むわけじ
ゃないからね…私が乗る時間帯は。お兄ちゃんはどうなのさ、満員の通勤
電車でムラムラっとして、みたいなことはないの?」
「ねえよ。彼女もいたし、さ」
「過去形かっ」
「…」
なかなかませた妹ではある。
「でも私、一応、練習しておこうかな…」
「何の練習だ?」
「決まってるでしょ、痴漢に遭った時、ちゃんと腕をとっ捕まえて、この
ひと痴漢です!ってやる練習」
「ふむ、良い心がけだな」
「ねえ、お兄ちゃん、その不味いご飯さっさと食べて、つきあってよ、練
習に」
「へ?… どうつき合えばいいんだ?」
「お兄ちゃんが痴漢役。お似合いでしょ。じゃあ浴室に集合ね」
両親はたまたま同時に、ちょっと長めの出張中で、ご飯は専ら僕が作って
いる。シェフ様にそういう言い方はなかろうに、こらしめてやるか。
ただ、なるほど、浴室はいいアイデアだ。
ウチは数年前に建て替えた木造軸組の二階建て。
お袋が建築方面に詳しく(構造計算事務所に勤めている)、ハウスメーカ
ーではなく、地元の工務店に直接、建て方を依頼した。
総二階のいわゆる4号物件で広くないが、全部の柱が120角で1階2階の
一致率も高く、耐力壁は筋交いとダイライト12ミリを併用するなど結構頑
健。本当はより透湿効果の高いモイスを使いたかったらしいが、関東圏で
は品薄で調達困難だったみたい。材種は土台がヒノキ、柱が杉KD、桁や
梁等の横架材は国産松KDで、吹き抜け部などには集成材も活用してい
る。
もちろんプレカットだが仕口の接合部には余り信用を置いておらず、特に
3方欠きは排除して金物での接合を基本としている。
外壁側は大壁仕様、内部側は一部を除き床勝ち真壁仕様としてPBを施
工、EAPで仕上げしてある。つまり床組みは剛床だ。
柱や梁を顕わしにしたのは、デザインというよりは、120柱に内部も大壁
だと、狭い家がいっそい狭くなるから、とのことだ。
たかが25ミリ、されど25ミリ。
断熱材は、床はボード系60ミリ、壁と2階の240登り梁には24Kの耳付き
の壁用グラスウールを詰めている。換気は普通のダクトレス3種。
土台下は、べた基礎に基礎パッキン。無論浴室周りだけは基礎内側にボー
ド系断熱材を組んだうえで気密パッキンをを使っている。
親父の趣味で、その浴室だけは少し広めで凝った作りだ。
1階北西部の角に1620サイズの、ユニットではなく造作である。
そのサイズはTOTOからハーフユニットも出ており、散々迷ったそうだが、
使いたい浴槽があり、あえての造作とした由。
床と外壁側天井までFRP防水を3層重ね、その上から床は保護モルタル
に30角タイル、壁は腰高までFRP白塗料のトップコート、上部は拘り
の国産ヒバ材で天井も含め覆っている。昭和の親父が好みそうなアレです
ね。浴槽はTOTOの意中のもの、水栓系はコスパ重視でKIXILの汎用品だ。
内部側の2面は、下部は外壁側と同じ構造だが、上部はガラス張りとなっ
ており、浴室内から見ると確かに何となく電車っぽくはある。
洗い物をすませ浴室に行くと、妹は制服のまま既に内部に入りスタンバイ
していた。
浴室ドアを電車のドアに見立て、その近くで外側を向き本を読み勉強して
いる健気なJK、という設定なのであろう。
僕も内部に入りドアを閉めた。
「待ちくたびれたよお兄ちゃん、じゃあ始めて、出発シンコー!」
「OK、ガタンゴトン、ガタンゴトン。大宮行き各駅停車~、次は豊四季
~、豊四季~」
「帰りの設定ね、了解」
僕は妹にすり寄って行った。
何だろう、この背徳感。
妹を女と意識したことはなかったが、妙に緊張してきた。
顔をうなじに近づけた。甘い香りがする。
僕はまず右手を公子の胸に這わせた。
ピクンと身体が反応した。
いきなりすぎたかな。
僕はいったん手を引っ込め、まずはブラウスのボタンを外すことにした。
そして中に手を伸ばしブラの上から胸のトップを弄った。
「あう…」
公子から吐息が漏れた。
次第に僕の手は大胆になっていった。
ブラをずらして直接乳房に触れた。
小ぶりだが弾力のある乳房、Cカップくらいにはなっているのかな。
「あ…あう…」
公子は全身真っ赤ななっている。おい、そろそろいいじゃねえか、この人
痴漢です!やっても。
しかし公子はまだ耐えている、決定的瞬間まで引っ張るつもりだろうか。
見上げた根性だ。
僕は左手をスカートの中に忍ばせた。
太腿に触る。またしてもピクンと反応する真っ赤な公子。可愛い…。
手を次第に上へと動かせ、パンティ越しにお尻を弄る。かたくて柔らか
い、まさに桃尻。
「はう…」
公子は全身をよじらせた。まだいいのか…
僕の左手はさらに大胆に前へと回り、割れ目の部分を捕らえた。
公子はまたもピクンと跳ね上がった。
「あああ!…」
パンティのその部分はもうすでにお漏らししたかのようだった。
公子は足をばたつかせる仕草で嫌がった。
でもまだ我慢している。
僕の左手はパンティを引きずり下ろし、直接、丘と割れ目と丘に接触し
た。
毛はかなり濃い感じだが、それがあられもなくぐちょぐちょに濡れてい
る。
僕も妙に興奮してきてしまった。
僕は公子を抱きかかえるように、右手は乳房を、左手はあそこを、揉みく
ちゃにしていった。
「あう… あん… あふん… あはん…」
公子は汗まみれで身悶えしながらもまだ必死に耐えている。
僕は公子をガラス壁に押し付ける格好で、尚も凌辱を緩めない。
(早くしろよ公子…この人、痴漢です、を…僕も男なんだぞ…)
しかし健気な公子は、悶絶しながらもまだ粘る。
「ああ…、あああ…、 くわあああ… あはははん…」
僕はあっけなく理性が飛んでしまった。
履いていた短パンをパンツごと引き下ろし、いきり起ったモノを公子の割
れ目に押し当てた。
「だ、だめ…なにするの…、や、やめてよ…、あはん…」
抵抗して逃れようとする公子を、僕は全身でガラス壁に押し付けプレスし
ながら、力ずくで挿入してしまった。ブスリ…
「くわああああ!いや!」
公子の全身が跳ねくねった。
公子が性の経験済みであることは知っていた。2年前、家庭教師を誘惑し
てヤッているところを、僕は覗いていたから。
あとで冷やかすと、公子は泣きながら、パパやママには言わないで、と懇
願していた。
あのときはマグロ状態だったが、今はなんだかすごいことになっている。
見境をなくした僕は公子の腰を抱えて腰を激しく動かしていた。
「あああ!、だめえ!、あはははあああん!」
公子は発狂したかのよう全身を捩らせに喘いでいる。抵抗してるのか、よ
り感じようとしてるのか。
膣圧が異様に上昇し僕のモノを締め上げてきた。
僕は突然、限界を迎えた。
「うおおおおおお!」
引き抜くこともままならず、公子の膣内に大量に発射してしまった。
「いやああああ…」
公子は崩れるように倒れこんだ。
あそこからは大量の精液が流れ出していた。
僕は自らの愚行に驚愕し震えがきた。
「公子、ごめん…、公子…」
僕が公子を抱きかかえると、公子は突然、僕の腕を抱え込み、叫んだ。
「この人、痴漢です!」
遅いって…