バイトの宅配ピザで配達に行ったとき
ドアが開いて相手の顔を見た瞬間絶句
そこに居るはずのない実の姉の顔が目の前に
姉は結婚してまだ1年も経っていないのに
ピザを届けた先は自宅ではない男名義の部屋
姉も俺の顔を見た途端に硬直し
その直後、顔がみるみる青ざめて震えだした
お互い固まっていると
部屋の奥から男の声
「何やってんだ!早くピザ持って来いよ!」
男が出て来る気配
「すぐ持っていく。」姉が声を絞り出すように返事
俺はようやく我に返り
「●●円です」と料金を告げる
姉は震える手で一万円札を押し付けてきて
「お釣りはいいから、後で連絡する、絶対これね!」と言って
人差し指を立てて口に当てた
姉が小走りに部屋の奥に戻ると
「何もたもたしてるんだ、若い兄ちゃんに色目使ってたのか?」
「何言ってんの、冷める前に食べよ。」
「おい、釣りは?」
「・・・・・」
二人のやりとりを後に、俺は複雑な思いでドアを閉めた
ちなみに、姉は尻がギリギリ隠れるくらいのTシャツの下は何も着けてな
かった・・・