父と母が同時に事故で亡くなり、俺と妹がこの家に二人だけになったのは、
俺が高3で妹は高1のときだった。俺と妹は頑張って生きて行こうと誓い合った。
俺は高校を卒業して働き、妹を高校を卒業させた。
俺が21、妹が19の、ある冬の夜、俺たちは抱き合ってしまった。
童貞と処女だったがハメ合うことができた。
一度ハメ合ってしまったら、兄妹でハメ合うことの震えるような快感を知り、
毎晩マンコとチンコをむさぼり合い、やめることはできなかった。
それから、10年ほどの月日が経った。
依然、この家には俺と妹二人だけだった。
もう毎晩ではなかったが、まだ、二人でハメ合っていた。
妹は器量が悪かった。俺は妹が嫁に行けるのか心配していた。
ところが、たまたま家を訪ねてくれた俺の友達が
器量は悪くても性格の良い妹のことを気に入ってくれたのだ。
友達と妹は結婚することになった。
妹が嫁ぐ日の2日前のことだった。
俺は妹に言った。「あいつはいいやつだから何があっても我慢しろ。」と。
そして「どうしても、どうしてもだめだったら、帰ってこい。」と。
妹は「お兄ちゃん、誰かの歌の歌詞みたいね。」と言いながら涙を流した。
俺の目からも涙があふれた。二人の心の中に、ともに支え合い、
苦労した日々が走馬灯のように駆け巡っていたのだ。
そして、これが最後と約束し、俺と妹は裸になって激しく抱き合った。
妹が嫁ぐ日の朝だった。
俺は妹が毎朝作ってくれた、あのうまいみそ汁がもう飲めないのかと思うとつらかった。
俺は妹に言った。「あのみそ汁の作り方を書いてゆけ。」と。
妹が「誰でも作れるよ。永谷園の即席みそ汁にお湯を注ぐだけだから。」と言ったので、
俺はずっこけた。
(読んでくださった方、ありがとうございました。)