居酒屋から帰宅の途中、コンビニへ立ち寄り、お酒とお摘みを3品ほど買
った。
「この部屋、中はわりと綺麗ね」
「会社の借り上げだけど、リホームしたようだね。職場からそう遠くない
のでいいかなと」
私がシャワーをしている間に、妹は買ってきたものをテーブルに出してく
れていた。私と入れ違いにシャワーをした妹は、私の洗い替えのパジャマ
を着て、薄く寝化粧をして向い側に座った。パジャマの胸元から乳房の谷
間が見えている。
飲み直しのビールは酔いが早く、話題がごく自然に下に向いてくる。
「ねえ、奥さんとはうまく行っているの?」いわずもがな夜のことだ。
「まあ、加も無し不可も無しかな。ところでミク(美久:妹の名前)の方
はどうなの?」
「会社の経営は神経をすり減らすのか、その方はすっかり少なく
て・・・。取引先の懇意にしている人から精力剤を貰うことがあって、興
味本意で使うことあって、私はいいけど旦那にとっては体力の消耗が激し
いみたいで、数日間は仕事中に眠くなったりして、あまり使いたがらない
の」
ビールをとりにいって戻ってきたときに、席を私のとなりに変えて、私に
もたれかかるようになってきた。ミクの女盛りの体臭が漂い、ごく自然に
肩を抱き寄せてしまう。
「今日は疲れただろう。もう休もうか」とミクを抱き上げて寝室へはこ
ぶ。ミクは両手を私の首に巻きつけてきて
「お兄ちゃん、一緒に寝よう」と言う。困ったことになったと理性が働く
いっぽうで、ミクへの愛しい思いが湧いてきて、身体の方も勃然と反応し
てきた。若い頃に流行った歌の一節に、「~どうにも止まらない」という
のがあったことを思い出す。
初めてのミクの膣内は、私の肉棒をしっかりと受け止めてくれた。職人芸
の細工物のように凹凸がピタ~ッと噛み合って、その快感が脳髄を貫い
た。ミクの声は細く長く悦びを訴えてくる。
身体を離して呼吸を整えていると、ミクは私の胸に手を置き、
「お兄ちゃん、こんなの初めてよ。このまま死んでもいいかと思ったわ」
「うん、ミクのは素晴らしかったよ」
お互いにダブル不倫を犯した罪への後悔よりも、兄妹の快楽の発見にふる
えるような悦びに浸っていました。