「こーちゃん!今日も楽しかったね~(笑)」
妹の彩は、俺のことをいつも【こーちゃん】と呼んでいる。
俺も妹も、シスコン、ブラコンと周りから言われる程、仲が良い。
両親からも仲がいいのはいいんだけど
二人とも、もっと外の異性に目を向けてみてはとアドバイスされ。
でも、両親は私達が既に男女の関係であることを知らない。
妹とは4歳違いであるが、互いに相手を異性として認識していたのは
偶然とはいえ、運命的なものを感じた俺だった。
いつも通りにデートして、普通はラブホ経由で帰宅するのが普通で
今日は、何かとお金を使ってしまい、ラブホ経由はできないと
俺は残念に思っていた。
「彩、ごめん!今日、お金使いすぎてラブホ無理!」
俺がすまなそうにそういうと、
「ここでいいじゃん(笑)」と、妹。
金欠の時はだいたい、カーセックスになっちゃう俺たち。
人目につかない海岸線の一角に車を停め、綾とキスを交わす。
「ううん!」綾はかわいい声を漏らした。
互いに充分に唾液を交換した俺たちはすでにお互いを求めた。
「あぁ、お兄ちゃん!」
いつもはこーちゃんなのにセックスの時はこう呼ぶのが常だった。
興奮による心境のせいだと思う。
綾は割と着やせするタイプのようで、結構、バストもあり
愛撫を重ねるたびに、身体が反応して妖しげに俺を虜にしていく。
「ふぅ、ふぅ.....」
二人が車の中で身体を求め合う声や、体臭が、車の中で拡がってい
った。