夕方、先に自宅に戻ったのは俺だ。
母は夕飯等、買い物をしてから戻るという。
暫く時間を置いて母が帰宅したようだ。
母は俺を確認することなく、自室(寝室)へ入った。
おそらく化粧を落とし、着替えをするのだろう。
音で母の様子を窺いながら、寝室へ。
我ながらベストなタイミング!
着替え中の母、家には似つかわしくないセクシーな黒下着姿。
カーテン越しに西日が差し込む夫婦の寝室は、薄暗いというか、薄明るいというか…
洗濯物やら母の化粧品やらの匂いが入り混じり、どこか淫靡な雰囲気だ。
「もぅ、ちょっと、びっくりするやん」
何も答えず、俺はズケズケと夫婦の聖域へ侵入する。
近づく息子の目つきを見て、母もただならぬ雰囲気を感じ取りたじろいだ様子。
「ちょい、ちょい、どうした?」
「また暫くは会えなくなるからねぇ…」
母の目の前、母は身を捩り背を向ける。
「あんた、何考えとん…?」
母の手首を取り、正面に向き直らせる。
「ヤッ! さっきいっぱいしたやん!」
「でもね、こうなってる」
大型テントを張ったトランクスを見せつける。
「母さんが悪い… そんなエロい格好してる…」
「ん~! ンン、ウッ… ン…」
不毛な議論は要らない。
唇を重ね、反論を許さない。
早くしないと父親が帰ってくるとまずい。
「ホンマかょ…」
母は息子の飽くことなき性欲に呆れたことだろう。
「わかった、わかったから…早よして」
母は自らベッドへ。
服を脱ぎながら、喜び勇んでその後を追う。
母に追いついた時には自然と後背位の姿勢。
ゆっくりと愛撫している暇はなかった。
ショーツをずらし、縦筋が露わとなる。
数時間前、何度も何度も突き上げ、嵌め倒したはずなのに、それでもなおその引力に抗うことができない。
「ん! ……ンフゥ~……ね、ねぇ、下着脱がしてょ…」
母の言葉を無視し、一定のリズムを刻む。
「ア、ア、アゥン… よ、汚れちゃう…」
何度か母の胎内に吐き出された精液と、新たに母が分泌する膣液とが結合部から溢れ、母の心配通り黒い下着を汚す。
「脱がせてあげるよ」
そう言って外したのは黒ブラのホックだった。
「やっ…ソレ、ちっ…がう! アァ、アァァ!」
母の乳房が解き放たれ、重力に引かれたソレは母の前後の動きにあわせて揺れる。
俺は四つん這いの母に覆い被さるように体を重ね、両の掌が巨大な乳房を掬い上げる。
心地良い重量感が掌を愉しませてくれる。
その間も腰の動きは止まることはない。
母は四つん這いから顔を枕に埋めて突っ伏す。
声が漏れないようにか、ウ~、ウ~と呻いている。
ドレッサーの鏡に、重なるふたりの姿が映っていた。
客観的に見ることで、改めて母キミエを犯していることを実感した。
(母さん、あなたの息子は立派に成長しましたよ)
(あなたに女の悦びを与えられるほどに)
射精感が高まる。
俺は呪いのような言葉を想い浮かべる。
(キミエ、マ○コの中にいっぱい出すからね)
渾身の一突きの後、動きを止める。
(あ~、妊娠しろぉ! ふたりの子を孕むんだ!)
「アグゥゥゥ… ァァ… ドクドク…してる…」
母は自らの中で果てた息子の様子を実況してくれた。
母の中にその日最後の印を刻みつけた。
「ハァ、ハァ… ご、飯… 食べて帰るん…やろ?」
まだ息の荒いまま母が尋ねる。
「いや、明日も早いし、今日は帰るわ」
裸の母を横目に、ティッシュで股間を拭き上げ、シャツとトランクスを履く。
正直言うと、父が帰って来る前に家を出たかったのだ。
決して父の事を嫌っていた訳ではないだけに、顔を合わせ辛いと言う気持ちがあった。
自室に戻り身支度を整えると、母に声を掛けることなく実家を後にした。