俺は直哉25歳の社会人です。大学は東京で1人暮らしする憧れがあり
東京の大学に進学する事にした。
東京に旅立つ日に親父から行く前に話しが有る。と言われで
激励なのか?と思い親父と面と向かって話しを聞く事にした。
親父は開口一番、お前の母親は実母じゃないんだ。
びっくりしながら今ここで言う話しか?と言ったら
お前が2歳の時に実の母親はお前を捨てて男と駆け落ちし離婚した。
それから1年位して色々と世話してくれた今の母親K子と再婚した。
お前は3歳位だったので記憶は無いと思う。
でも大きくなったら話そうと思って今に至ってしまつた。
話しを聞いて、もやもやしたまま東京に行った。
大学生活も楽しく実家に帰るのは正月と5月の連休にお盆位
なんか、そんな話しを聞いてからは実家に帰る度に
継母K子さん見ると母と言うより一人の女性として見てしまうようになっ
た。
大学4年のお盆前に親父が入院したと継母K子さんから連絡が来た。
夏休み中も有り急いで実家に帰る事にした。
親父の見舞いに行き親父から2週間位で退院できるから
不在時は頼むな。と言われ親父が退院するまでは2週間滞在する事にした。
実家に泊まりK子さんと二人でいると余計に女を感じてしまった。
K子さんは直哉さんが一緒に居てくれると寂しくならないし安心できる。
と言ってくれたが俺は我慢の日々だった。
それでも親父の退院近くなった頃にK子さんと飲んでいる時に
K子さんは、もうすぐ東京に帰っちゃうんだよね。寂しくなるね。と言わ
れた。
俺は酔いも有って親父からK子さんは実母じゃない。と初めて聞いてから
一人の女として見てたんだ。俺もK子さんと離れるのは寂しいよ。と言う
と
K子さんは、嬉しい。と言って俺に抱きついてきた。
私もお父さん(親父)から直哉くんに真実を話した事は聞いてました。
でもお父さんが入院して不安だし寂しくて堪らなかった。
そんな時に直哉くんが来てくれたから助かったの。
直哉くんと二人だけでいたら私も意識いるようになってしまったの。
そんな事を聞いてしまったら俺も抑えられなくなってK子さんを抱き返し
ててしまった。
親父には罪悪感は有ったのは事実だがK子さんの想いは止められず
今まで我慢してた気持ちを開放したように朝までK子さんと求めあって
た。
親父が退院するまでの数日は毎日K子さんと求めあった。
親父も退院し俺も東京に戻り休みの度に実家に帰るようにしたが
ほとんど親父が居るのでK子さんとの関係は無いままでした。
大学を卒業後は東京の会社に就職し彼女もできたのですが
どうしてもK子さんと比べてしまい身体の相性も合わず長続きしませんで
した。
そして1年経過した頃に、今度は癌で親父が入院する事になった。
社会時になった俺は学生の時のように長期休みは取れないので
毎週末に実家に帰り親父のお見舞いし闘病している親父には申し訳ないと
想いながらも一泊してK子さんと求めあい。翌日には東京に戻るようにな
ったのですが
入院して3ヶ月経過した時にK子さんから親父が危篤との連絡が入り
会社を早退して病院に向かい親父を看取る事ができました。
亡くなる直前に親父は何かを言いたいようで俺は親父の口元に耳むを近づ
けると
お母さんを頼むな。と言って息を引き取った。
葬儀をドタバタと済ませてから会社に出社し実家近くの支店に異動届けを
出した。
ダメなら辞めて実家近くに再就職しようと思ってたが運よく異動させても
らえたので
今は実家に引っ越してK子さんと一緒に住んでいる。
俺とK子さんは法律的には結婚はできないけど事実婚として新婚生活を送
っている。
実家近所の人からしたら親子と思っているので外では手は繋げないし
恋人同士のようにベタベタできないので実家を売って通勤できる範囲で
誰も知らない場所に引っ越して暮らそうと思う。