46歳の独身に戻った女性です。
高校時代から付き合っていた男性と、いつかは結婚するのかなと思ってい
た20歳の時に、一人息子の樹彦をお腹に宿して、中退して籍だけを入れ
れ、出産しました。
周囲からは歓迎される結婚ではなかったので、式も挙げないままに子育て
と生活が始まっていました。
その主人とは息子が高校を卒業すると同時に関係が破綻して、息子からも理解
理解を得て別れました。
樹彦の逞しい腕枕の中で「苦労ばかり掛けてごめんね・・」と私が涙目で言
言えば、「母さん一人に苦労を掛けていたのは俺の方だよ。離婚の時だっ
て、ちゃんと支えてあげられなかったし」と言ってくれる、樹彦とのベッ
ドの関係ができたのは、今年の一月のことでした。
成人して社会人になり、頑張ってくれている樹彦は、昨年の暮れにはとて
も嬉しいプレゼントをしてくれました。
私が純白のドレスを一度も着たことがないことを知っていましたので、冬のボーナスを
のボーナスを使って、私に綺麗なドレスを着せてくれたのでした。写真ス
タジオでドレスを着た私は、もちろんタキシードを着こなした樹彦の腕に自分
自分の腕を絡めて寄り添い、記念写真を二人並んで撮りました。その写真は
は今も、私の寝室のベッドのそばに飾ってあります。
そんな感激に浸って涙する私を抱きしめてくれ、スタジオの人も、「素敵な
な母親思いの息子さんですね」と感動してくれました。
年末に私の部屋に戻って過ごしてくれた樹彦とは、そんな時間の間に、お互
互いを男として、女として、感じ始めていることを告白し合っていまし
た。
「こうなることが遅すぎたくらいだね」という樹彦の意見には同感でし
た。初めて樹彦と裸の肌を重ねたのは私のベッドで、お正月の日でした。
一つ一つ丹念に女の私の体を確かめるかのように、ものすごく丁寧に私を愛
愛してくれました。まだ若いからもっと強引かなと思っていたのですが、
私が注意することもなく、丹念に優しく全身を愛撫してくれたのでした。
今では私の弱い部分も発見してくれて、私の乱れる反応を察しながら、そ
こを集中的に攻められてしまうと、もう女の体は正直に反応してしまい、
母親だという意識は遠くに飛んでいて、女をさらけ出しています。
樹彦の腕枕の中で深い余韻に浸っていられる時間は、本当に女の幸せを全
身で感じられています。
初めてのお正月の夜、樹彦のものが私の体内の膣深くまで戻ってきてくれ
た時には、樹彦の背中を抱き寄せ、一つに繋がったその習慣を記憶させて
いました。
週末は戻ってきてくれて、二人だけの恋人の時間を過ごしています。夫婦の
の関係とは少し違うので、お互いに恋人として意識しています。
ソファで樹彦の腕の中にくるまれて、熱いキスを交わしながら、「沙
恵・・」と名前を呼び捨てで呼ばれてしまうと、もう私は樹彦という男性の
の女になっていると実感してしまいます。
お風呂も一緒に入り、バスタオルだけの私の体をお姫様抱っこしてくれ
て、寝室のベッドまで運ばれていく時には、女として大きな期待を持って
しまいます。期待とは、女のこの体を満足させてくれるという意味です。
私のイッた時の表情や反応は、樹彦にはとても刺激を与えているようで
す。息子にイカされてしまうということよりも。最愛の男性に満足を与え
てもらっている気持ちがほとんどですから、本当に女の奥行きは無限のよ
うで、恐ろしくどこまでも深まって、余韻に浸る時間が長くなっていま
す。
「樹彦の子供を産んであげることはできないけれど、このお腹に宿してみ
たいという気持ちはあるのよ」と私が言ったことがありました。
そんな私の気持ちを察してくれたのか、優しく髪をなでてくれ、おでこや小皺
小皺のある目尻にも愛しくキスをしてくれる樹彦には、女の体に戻してく
れたことに、本当に感謝しています。