娘、美鶴が25才の春に結婚することになった。娘といっても亡くなった妻の連れ子、義理の娘になる(妻は美鶴が10才の時に亡くなった)。その美鶴の結婚式前夜の話。いつものように食事、入浴…いつものように時間が過ぎていった。「もう寝るわ」「パパ、おやすみなさい」布団に入り色々な事を思い出していた。初めて美鶴と初めて会った日の事、初めての運動会…どれくらいたっただろう?「パパ、もう寝た?」「いや、起きてるよ」「入って良い?」「良いよ」娘が部屋に入って来て私の枕元で「お父さん、今まで育ててくれてありがとう…」娘は涙ぐんでた。「こちらこそありがとう…」「ねぇパパ…昔みたいに隣で寝ても良い?」私は微笑みながら美鶴を布団に迎え入れた。二人で色々な思い出話をした。「ねぇパパ…私が小さい時『パパのお嫁さんになる』って言ってたの覚えてる?」「覚えてるよ。『なんでママと結婚したの?美鶴がパパと結婚したかったのに』なんてな(笑)」「今もそう思ってる、今夜だけで良い、パパのお嫁さんにして」そう言うと美鶴はキスをしてきた。初めて美鶴に「女」を感じた瞬間だった。「美鶴…」「パパ…」私は美鶴を強く抱きしめた、それ以上は無理だと思ったのだが…。続きます