一夜限りの話です。
誰にも言えないのでここで吐露します。
大学3年の寒い夜の出来事です。
バイト上がりに愚痴をこぼしながら軽く呑み、家に戻ったのは0時少し前でした。
いつも通り玄関を開けると、いきなり親父の怒鳴り声が聞こえました。
直後にバタンと激しいドアの音、続いて荒々しく階段を上がる音が聞こえました。
そっと廊下を進みリビングを覗くと、コタツに突っ伏して母が泣いていました。
状況が飲み込めない私はかける言葉もないまま、とりあえず母の向かいに座りました。
泣き顔を見られたくない母はそのまま倒れるようにコタツの向こう側で横になりました。
コタツに足は入れてるものの、部屋は冷え込んでいました。
私は膝掛けを手に取り、母の肩から背中にかけてあげました。
母は横を向いてクッションに顔を押し付けたままです。
ただ嗚咽が部屋に響き、私は母のお尻の横に座って背中を撫でました。
それだけのことですが、母は安心したのか落ち着いてきました。
しばらくそうしているとやがて小さな寝息が聞こえてきました。
久しぶりに触れた母。
背中を撫でているうちに私の中で徐々に何かが変わり始めました。
女性の体を意識してしまったんです。
実の母であろうが女は女です。膝掛け越しに男性とは違う柔らかな肉感が伝わってきました。
そっと母の様子をうかがうと、やはり寝入ってしまったようです。
私の鼓動は急に速くなり、息が荒くなり口はカラカラです。
撫で続ける手が震えているのが自分でもわかりました。
右手の動きを止めないまま、ゆっくり膝掛けの中へ左手を入れ、服の上から撫で続けました。
手はますます震えてきました。
この時すでに私の理性は半分飛んでいたんだと思います。
いつも一緒にいる母の胸を触りたくてどうにもならない衝動にかられてしまったんです。
出ない唾を何度も飲み込みながら、右手で背中を撫で続け、左手は撫でる位置を徐々に母の脇の方へ進めました。
静かに撫でながらゆっくりゆっくり左手を移動させました。
小指側に徐々に柔らかさ感じました。
乳房に触れる位置までたどり着いたんです。
左手は撫でることを忘れ、ゆっくりゆっくり手の平で乳房を覆うことに専念しました。
数ミリ動いては止まり、また少し動いては止まり‥。
やっと母の左乳房が手の平の中に。
力を入れないように、優しくさすり、やんわりと手の平全体で乳房を揉みました。