いまや、原田さんは喜恵と呼び捨て、すっかり間男きどりでいる
デートは妻だけで出かけ、交合は一回限り。
こんな条件つきで、ようやく承諾を得た筈だったのだが・・・・
妻の喜恵は39歳。
お互いに、相手の氏名や住哲電話等はすべて秘したままという約束で
インターネットで相手を見つけたのだった。
夫である私は、一切干渉しない。
デートは妻だけで出かけ、それも一回限り。
こんな条件つきでようやく喜恵の承諾を得ている。
さて、当日。
待ち合わせたレストランヘニ人一緒に行くと、電話で話し合った通り、
手に週刊誌を持った男性が正しく、いましがた席に着こうとしていた。
僕は喜恵と目で合図し合って、ここからは、妻まかせということで、
僕は他人事のような顔をして隅っこの席に腰下ろした。
喜恵はその男性の席に近付き、なにやら声をかけていたが、じき、まるで恋人同士
かなんぞのように腕を組んで出て行った。
それから三十分ほど経ち、
(いまごろ、喜恵のヤツ、どうしているかな)
と妄想に耽っていたやさき、
手に週刊誌を持った青年があたりをキョロキョロ見回しながら立っている。どう見
ても、人を捜している様子で、僕はコーヒーをすすりながらいやな予感がしてき
た。
(もしかして、喜恵の相手をすることになっていた男性は、この青年の方じゃない
のかな)
僕はむろん、電話で話したことはあるが、男のことはまるで知らない。
ひょっとして、早とちりなのかもしれない。
僕のほうからその青年に話しかけてみた。
結果、
紛れもなく、この青年こそが今日のデート相手なのだ。たしかに声にも間き覚えが
ある。
となると、まるで恋人然として喜恵と腕を組んで出て行った男性は?
僕は目の前にいる青年にどう説明しようかと困り果てながら、
悪いけど、帰ってもらうことにした。
妻の初体験にワクワクしていた僕も、こうとなると一転、不安と心配でいても立っ
てもいられない。
ほんとに大丈夫かな。
相手の男性が悪いやつでなければいいが……
かといって、どこでどうしているのか、妻とは打ち合わせていないから始末が悪
い。
約束のご一時間経っても、妻は帰ってこない。
(こんなことなら、デートなんか、させるんじやなかった)
と後梅し、苦しみ悩んだ。
更にそれから二時間近くオーパーして、
やっと喜恵が、あの男性と腕組みして、レストランヘ戻ってきた。
ニコニコ満足そうだ。
「貴方、とっても楽しかったわ。ありがとう。
あんまり素敵だったから、また約束したのよ。いいでしょ?」
と、相手の男性と頬笑みかわす明るさ。
明らかに二人で、僕の了承を得るため,示し合わせているのだ。
まさか言い出しっぺの僕から、人違いだったともいえず、私はただあいまいに領い
ていた。
その日から、
喜恵は、見違えるように積極的に、原田さんというその男と連絡をとり合い、
盛んにデートに出かけるようになった。
いまや、完全に僕のことは無視した形で、詳しい様子はまるで知らされていない。
もしも、あの青年とのデートだったら、一回限りで終わっていたのかもしれない
が、
どうやら、この原田さんはちょっとした?、テクシャンらしく、
ベッドの方はメチャメチャによかったよう。
喜恵にとってはあの人違いは超ラッキーだったということになる。
おかげで、妻の喜恵はすっかり僕以外の男の味を覚えこんでしまった。
今や,原田さんひとりだけではない、
他にに三-四人の男性とつき合いをはじめたようだ。
たとえば
僕が帰宅すると、テープルの上にこんな伝言メモが置かれている。
同級生の和田君からお誘いの電話があったので出かけます。
0L時代の上司や伸間たちの会合があって、帰りは遅くなります。
原田さんがお友達を紹介して下さるというので、ドライプがてら、行ってきますv
心配して眠れずにいると、当の喜恵からこんな電話がかかってくる。
「あなた、まだ起きてるの。
ごめんなさい、いまホテルにいるの。
遅くなっても、今日中にはきっと帰るから、先に寝てて……」
とか、
「学生さんたちにナンパされちやった。
それも、四人なのよ。こんな体験はじめて
喜恵もう、イカされっばなしでフラフラよ。でも、すっごい感激。
でも、まだまだ四人ともビンビンに元気だから、もう少し楽しませてあげないと。
いま出前がくるのを待ってるところよ。夕飯、外で食べてね」
などといい、妻の行動がなんとなくわかるようになってきた。
時には、例の原田さんが電話口に出て、
「あ、ご主人さん?
原田です。きょうは奥さん好みの男を三人もハントしましてね、
いま、川の字で抱かせてるところなんです。
もう三人とも見るからにすごいチンポをしていて、
いや、ほんと、すごいんです、喜恵、夫の倍はあるって、、、
それに、テクのほうもすごいんですわ。
ほら、間こえるでしょ、喜恵の嬉しそうなよがり声。
もう両手に二人の大きなチンポを握りしめながら、
すっかり夢中になってますよ。
今度、おうちに遊びに来てって、、、、、」
と状況報告する。
どうも、夫であるこの僕に、
妻である喜恵が誰とでも平気でオマ○コするようになったのは、
原田さんの調教の成果であることと勝利宣言をし、同時に、人妻を好色にド淫乱に
飼育している様子を見せつけることで、夫に対して優越感めいた快感を抱いている
のだろう。
「ねえ、早く、早く、その大きなチンポをちょうだい」
という喜恵の切追したような嚇ぎが電話の向こうに間こえている。
原田さんのほうもだんだんと図にのってきて、
「モシモシ、いま乗りかかって、私たち、オマ○コを始めたところです。
喜恵も今夜は夜どおし、サカリたいっていってすから、朝帰りになると思います。
私がつきっきりでいますから、どうぞ心配しないで休んでください。
ここのホテルはホストも呼んでくれますから、
まだまだ,喜恵もたっぷりとできますから安心して・・・」
などといった電話をよこす。
こんな発展ぶりにはラハラしてしまい、この先どうなるのかと思いやられるが、そ
れもこれも僕から強引にいい出したことがきっかけだから仕方ないのかも、、