中学生の頃、僕の家は貧しくてボロボロの長屋に住んでいました。
となりは同級生の森山君の部屋でした。彼は給食費が払えなかったり
して、いつもクラスでイジメられて泣いて帰ってきたのを憶えてます。
うわさによると父親が借金を抱えたまま行方不明となり、取立てから
逃げるように母子で引越してきたようでした。大家さんが寛大な方で
すべてを承知で住まわせていると聞きました。
彼の母親というのがサキさんといって当時35歳くらい。小柄な感じ
の美人でした。顔だちは整いすぎて少し冷たい印象を与えるほど。
おかっぱの艶々した髪、透き通るようにミルキーな肌、本当にお人形
さんみたいでした。長屋にいるとまさに掃き溜めに鶴といった言葉が
しみじみ実感されました。
僕はサキさんを当時覚えたばかりのセンズリのネタにしていました。
学校帰りにスーパーでレジ打ちのパートをしているサキさんを目に焼
きつけては、急いで帰りひとりシゴくのが日課となってました。サキ
さんは言うまでもなく貧乏なのでまったく化粧もしていませんし、薄
汚れた白のブラウスを着ているだけでしたが、物憂げな表情で機械的
に働いている感じが実にそそられました。同級生の母親と思うと更に
興奮したものでした。
森山には「本当にあの人から産まれてきたのか?」と何度も尋ねたり
なけなしの千円札を握らせて母親の下着を持ってこさせたりしたこと
もあります。サキさんの染み付きパンティに狂ったように白濁液を吐
き出したものでした。
ある日曜日の朝、となりからキシキシと不規則な軋み音がするので、
押入れに入り薄いベニヤ板の仕切りに耳を当てて様子を伺っていると、
くぐもった声のトンデモナイ会話が聞こえてきました。