もうかなり昔の話なのですが。
主人と結婚、アパート住まいしてました。
引っ越しして二ヶ月くらいしたときだったと思います。
帰宅するとポストに、切手も何もない封筒があり、内容はラブレター的内容でした。
イニシャルだけの無記名、誰かのいたずらかと無視してました。
数回、そうゆう内容の手紙が入ってて、一応主人に相談しましたが、ま~無視するしかないみたいな結論でした。
イニシャルだけの無記名、ワープロかパソコンで書かれた物、もちろん返事など書けるわけもない。
朝、出勤しようと自転車置き場にいくと、サドルには明らかに男性の精液なる物が、ベットリと付けられていたんです。
これはもういたずらの度合いではない、そう思った私は、また主人に相談、次も同じようなことあったら、アパートの管理してる不動産会社に連絡、警察にも通報する予定にしてたんです。
薄気味悪い日が続きました。
主人の出張で、早朝に私は主人を駅まで送り、帰宅しました。
すると裏手の自転車置き場に、人影らしき気配を感じ、こそっと覗きました。
丸坊主でニキビ面の男の子が、社会の窓からオチンチン出して、私の自転車のサドルにこすりつけていたんです。
普通なら怒り心頭、現場押さえて警察になんでしょう。
でも私は違いました。
私はどこぞの変な男がいたずらしてると思っていたんですが、一生懸命サドルにオチンチンこすりつけてのが、可愛らしい男の子だったことに、怒りを忘れた、それどころかその光景を興奮気味に見てました。
ピュッピュッとサドルに向かって射精した男の子、周囲を気にしながらオチンチンをズボンの中にしまう、私はとっさに身を隠し、その男の子が去る様子を見てました。
その時点ではどこの男の子かは知りませんでしたが、それはすぐわかりました。
それからまもなくの日曜、お隣町内会で廃品回収をしてました。
回収した物を置いている子供達の中に、その男の子を見ました。
その男の子は他の子供達とは離れ、私のアパートの方に向かって歩き出しました。
私は遠目に追うと、やはり私のアパートに来たんです。
そして私の部屋の前に立ち止まり、ポストに何かを入れてました。
私はさっと駆け寄り、その男の子に声をかけました。
その男の子はまさか私につけられてると思わなかったようで、凄く驚いた様子でした。
でも素直な態度に、私はちょっとキュンとなりました。