サービス券がもったいないというのは、ある意味、正直な思いですが、どこか次の掃除もJ君が来たらいいのになぁ、という思いもありました。
ネットで予約をすると、エアコンの清掃と違い、レンジフードはすぐに予約が取れ、二週間後の日曜日に。
この前と同じで、家族は全員出かけ、私が業者さんの対応することに。
J君、来るかなぁと何ともいい表せない感情の中、当日は、前とは違うベテランの方とJ君とは違う東南アジアの青年の計二人。
前回のエアコン清掃と同じで、分解するのがベテランの人で、外した機械や換気扇の羽を掃除するのが青年という分業スタイル。
前回同様、手際よく作業が進み、2時間程度で終わるとの説明。今回も暑いベランダで作業をしている青年を何気に見てみると、私と同じくらいで160㎝ぐらいの小柄でしたが、ずんぐりむっくり。顔は丸顔で坊主頭。鼻が低く、不揃いのヒゲがなければ、高校生のような幼い顔でした。
正直いって、タイプでしたので、仲良くなれないかなぁと、軽い気持ちでいろいろ話しかけてみることにしました。ところが、日本語があまり上手じゃない・・・。
これといった会話もなく、名前はG君ということが分かったくらい。これ以上、会話も続かないので、ベテランの人に話を聞いてみることにしました。
ところがベテランの人もあまり彼らのことを話そうとしません。これは想像ですが、おそらく採用する側もグレーで、採用された彼らもグレーなのではないのかと。
清掃が終わり、事務的にお支払いを済ましてから、家の片づけをしていました。
前回は割引券欲しさに書き込みをしましたが、今回はG君がJ君のように、連絡を取りたいというような、アクションを起こさないかと期待を込めて、清掃の書き込みをしました。
むろん、G君からの連絡はありません。当然といえば、当然ですが、がっかりしている私があり、失恋したような感覚です。
そのような感情はずいぶん昔に枯れてしまったと思い込んでいましたが、まだ残っていたようですね。
ところが、軽い奇跡が起きました。車で少し走った国道沿いのところにあるレンタルビデオ屋さんでG君を見かけたのです。