二年前から、主人と始めたボウリング。 ペアーリーグ戦に入って、一年が過ぎた頃。主人が今のリーグを辞めると言い出して、私は何故と聞いたら、今のレベルじゃ満足できないから、jbc協会に所属すると言って、私に今のまま続けなよと言われたけど、パートナーもいないし…すると主人がボウリング場の支配人に探して貰えるように頼んだと聞かされた。 来週からは、知らない人とペアーを組むのかと思うと不安で一杯でした。
週も替わり、私一人でボウリング場に向かうなんて、思わなかったし、誰とペアーになるのか複雑でした。
支払いを済ませて、レーンを探して準備をして練習をしてる時に、今晩は今日からお願いしますと声をかけられて振り向くと、彼がやっぱり宏樹のお母さんだよねと言って、
私は頷いた。 まさか息子の高校時代の友達が、私のパートナーに成るのかと思うと、ドキドキしちゃいました。 その日は、苦手なテンピンも何回もミスして点数も最悪でした。
それから、パートナーに迷惑にならないように、日曜の夕方練習しに、出掛けると、彼(雄也君)も練習してたので挨拶すると、一緒に投げませんかと言われ、断る理由も無かったので、同じボックスに名前を入れて貰って 準備して投げ始めると、ミスの連発!
そんな私を見かねて、雄也君が私の名前を呼んで、普通なら苗字で言うのに、名前を呼ばれるなんて 少し照れくさかった。
主人からも、何度も指導されてたけど、一向に上手くならなかったし。雄也君に構え方、一歩目のタイミングなど教わり 少しずつミスが減るようになっていった。
肝心なテンピンは苦手で投げミスをするばっかり。
雄也君に呼ばれ、ボール持たないでアプローチに立って構えてと言われ、言われた通りにして構えると、雄也君は私の後ろから手を握り、力を抜いてと言われて、雄也君に身体を委ねた。雄也君は私の向きが違うから、足で方向を変えられ、腰に手を回されて、身体の使い方を教えて貰った。主人にもこんな投げ方教わらなかったのに、息子の友達に身体に触れられて教わるなんて思いもしなかった。 でも、社会人になった雄也君に触れられた時は、ドキドキしちゃいました。 少しずつ、テンピンも取れるようになり、ハイタッチしてハシャグ私が居た。周りから見たら、年の離れたカップルにも思えるぐらい、その日の内に雄也君と距離が縮まった気がした。