前回の続きです。
倒錯的とはいえショウ君には存分に楽しませてもらっただけに、今度こそ
彼に対して私がお礼をする番でした。
「ショウ君、もう一回頑張れる?」
私の言葉に、それまで涙で潤んでいた瞳をショウ君は爛々と輝かせてきま
した。
「うん」
ようやく私が乗り気な態度を示した事で、ショウ君は嬉しさに満ちていま
した。しかしそれは、私に対して男の生々しい欲望を剥き出しにするといっ
たものとはどこか違い、まるで勉強漬けの時間から解放されてやっと外へ遊
びに行く事を許されたかの様な、まさに子供らしい無垢な喜びといった雰囲
気でした。
「もうあんな勝手な真似はしないって、約束出来る?」
「誓う、絶対に誓うよ!」
ショウ君は、必死に訴える様にそう私へ答えてきました。
「それじゃあ、ちゃんと反省したご褒美をあげるね」
私はショウ君の耳元でそう甘く囁きながら、彼の身体を軽く手で弄ってい
きました。
いよいよ待ちに待った時の到来に、ショウ君は緊張で全身を強張らせなが
らも、助手席に座ったまま私の行為に身を委ねてくれていました。
ショウ君を愛でる内、私はもうすっかり理性による歯止めを失っていきま
した。淫靡なショウ君の姿を十分に目で堪能させてもらったとはいえ、さす
がに肉体的な欲求を抑え続ける事にもう私の忍耐はとっくに限界を迎えてい
たのです。
ショウ君が穿き直していたユニホームパンツを、私は再び引き下ろしまし
た。しかしさすがにさっき射精したばかりという事もあって、ショウ君のペ
ニスは未だ半勃ちといった状態でした。
私はそんなショウ君のペニスを手で扱いていきながら、さらにシャツをた
くし上げて、首筋や乳首といった彼の感じやすい部分へと丹念に愛撫をして
いったのです。
「あっ・・・ああっ・・・」
私からの刺激に反応して、すぐにショウ君のペニスはピクピクと脈打って
き、しだいに感触も硬くなっていきました。
「沙耶さん・・・」
堪らなくなってきたとばかりに、ショウ君は私へと手を伸ばして胸を触っ
てきました。
「フフ、ホントにエッチなんだから」
「だって・・・俺我慢出来ないよ・・・」
どこか泣きそうな声で、ショウ君はそう漏らしてきました。
その頃にはもうすっかり彼のペニスは回復して、一度射精したとは思えな
い勢いと怒張した姿を私の前に示していました。
「さっき出したばっかりなのに、ショウ君は元気一杯ね」
「また出したいよ・・・今度は沙耶さんの中に・・・」
「私だってもう我慢出来ない・・・ショウ君のオチンチンが欲しくて堪らな
いの・・・」
子供相手に大人げない駆け引きをしてきた私でしたが、もうそんな事をす
る必要も余裕もありませんでした。私はすっかり濡れてグショグショになっ
ていたショーツを脱ぐと、そのまま助手席に座るショウ君へと身を乗り出
し、腰の辺りへと馬乗りの姿勢で跨いだのです。
「ああ・・・ショウ君・・・」
ゆっくりと腰を下ろしていくと、私の潤んだ割れ目はショウ君のペニスを
難なく受け入れていきました。私の中へと埋まっていくその力強い拍動と硬
さを内壁に感じながら、ショウ君の漲る若さと溢れんばかりの精力を改めて
実感させられました。
「んっ・・・あっ・・・はぁ・・・」
ショウ君はそんな私を力一杯に抱き締めてきながら、再び蘇った欲望と衝
動に突き動かされる様に、跨る私へと激しく何度も腰を振り上げてきまし
た。
「ああっ・・・ショウ君、ショウ君!」
私の中でショウ君のペニスが強く擦れ合い、痺れる様な快感が全身を駆け
巡り、もう本当にどうかなってしまいそうなくらいでした。そして私もま
た、ショウ君の小柄な身体を両腕で包み込みながら、活発に腰を上下に揺ら
していったのです。
その間、狭い車内の空間には、私達の荒々しい吐息と濡れた結合部からの
淫らな摩擦音が響き、お互いすっかり理性は吹き飛んで、無我夢中で腰を振
り続けていました。
「沙耶さん、俺もう出すよ・・・!」
やがてそう低い声を漏らしながら、ショウ君はラストスパートとばかりに
いっそう勢いよくペニスを突き上げてきました。
「出して、ショウ君のを私の中に!」
強烈な刺激に身悶えながら、私はそう叫ぶ様にショウ君へと絶頂を促して
いました。
その直後、ショウ君は呻く様な声を上げながら、全身をブルブルと震わせ
てきました。
勢いよく噴き出す熱い液体が膣の中に充満していく感覚を覚えながら、私
は内から沸き起こるエクスタシーに朦朧となっていたのでした。
行為を終え、幸福な余韻が未だ残る中でしたが、いつまでもこんな場所に
いる訳にもいかず、早々に帰路に就かねばなりませんでした。
元来た道へと車を走らせながら、もう残り少なくなったショウ君との時間
が私は惜しくてなりませんでした。しかしその日もまた、ついにショウ君と
のお別れの時がやって来ました。車は、彼の自宅の前にまで到着したので
す。
「今度はいつ会えるのかなぁ?」
車を降りる直前、ショウ君はそう問うてきました。
「それはまだ分からないわ。また連絡するね」
「うん・・・」
次が未定という事もあり、ショウ君はどこか寂しそうな顔をしていまし
た。
しかしそんなショウ君を見て、私の中である閃きが生まれたのです。
「寂しくなったら電話してきてちょうだい。声だけだけど、相手してあげ
る」
そう、私は意味ありげな笑みを浮かべてショウ君に言いました。
するとショウ君は、すぐにハッと察した様子で顔を紅潮させてきました。
「また、電話するね」
嬉しそうにショウ君はそう言って、車を降りました。
私はショウ君と別れ、後は自宅へと戻るだけだったのですが、どうしても
このままただ帰る気にはなれませんでした。
そのまま私は、寄り道とばかりに近くの人気のない場所へと車で移動しま
した。さっき携帯に収めたショウ君のあのあられもない姿をもう一度見直す
ために。
(続く)