今、俺の目の前で、大きな腹をした女が、仲良くもうじき産まれてくる、子供の話
をしている。美智子と麻里の2人だ。麻里は、俺の女房で22才、もう一人は43
才になる義母の美智子。麻里は、今年2月末に結婚してすぐ妊娠した。12月の末
が予定日だ。美智子は、結婚式の半月ほど前に、義父が出張で麻里も泊まり晩(麻
里は看護婦で月の数回は徹夜勤務がある。)で私一人で寂しいから泊まりに来いと
言う電話で夜遅く出かけたら、当分は出来ないと名残を惜しんでやりたいという、
とうとうその晩は朝までやりまくり、起きるのが辛く遅刻した。その晩に出来たら
しい。もう数日の内に産まれても可笑しく無いらしい。結婚してからは、美智子を
一度も抱いていない。美智子のたっての希望で俺は麻里と結婚した。3年こしの美
智子とのセックスから逃れようとして麻里と結婚をしたのだ。美智子は残念がった
が承知させた。それが、5月の連休明けの麻里の泊まり晩の日に美智子に誘われて
カラオケにいった。カラオケは口実で、美智子は自分の車で少し離れたモーテルに
入った。俺は「話が違う。此処へ入るわけにはいけない」といってもが美智子は聞
き入れない。2階へ上がり、話を聞いて欲しいと言う。今までの2人なら2階へ揚
がると同時に着ているものを脱ぎ捨てて時間をほしんで抱き合ったものだ。
美智子は、静かにスカートをたくし上げパンテイを下げて下腹を見てくれと云いま
す。何がなんだか判りません。「此処を見て」美智子は下腹をなでながら、「出来
たらしい」「何が」「子供よ、貴方の子よ」「どうして」「貴方は、もう子供は出
来る心配はないと何時も云っていた」そんなあらそうを暫くしていました。「絶対
あの晩出来たのよ」「どうするの」美智子は、迷っていました。私は、応えようも
有りません。5月末に、麻里が「子供が出来たらしい、もう3ヶ月。まちがいな
い」と云います。看護婦をしている麻里は、病院で診察を受けて間違いないから報
告すると云います。翌日、両親にも伝え義父などは飛びあがらんほどに慶びまし
た。美智子は、何とも云いません。私は、あれは間違いだったのか思いました。
6月のある日、4人で夕食の膳をを囲んでいるときに義父が、「美智子、お前も麻
里と張り合って産むのか」と冗談みたいに言い出しました。「お父さん馬鹿な冗談
を止めて」麻里が云いました。美智子は、「本当よ」と言いました。その晩は、美
智子の妊娠が事実であることが分かり誠に嫌な夜になりました。麻里は、馬鹿な恥
ずかしい。こんなことを一晩中寝床で言っていました。翌朝美智子の腹をつくずく
眺めてみました。未だ4ヶ月です。そのような目で見ると僅かですが、膨らんでお
る見えます。腰回りも少し太った世に見えますし、乳房もそんな風に見えました。
数日後、麻里は美智子が、病院に来た、同僚に聞いて見たら4ヶ月の終わりだそう
だと言っていたと言います。麻里は、堕すように云いましたが美智子は聞きませ
ん。とうとう義父からも美智子の言い分を通させてやってと云われ、麻里もあきら
め親子で産むということになりました。
同じ棟の下で2人の妊婦、しかも実の親子でほとんど同じ頃に子供を産む、美智子
からすると、子供と孫とが半月程で産まれる。私も、美智子の云うことが事実とす
れば、2人とも私の子供ですが麻里の産む子は、治の子供。美智子の産む子も治の
子供。しかし美智子は、私の義母。麻里の母親。その美智子が、娘婿の子供を産
む。
大学時代に川柳を読み、末摘花に次のような句があったことを思い出しました。
「おかしさハ 芋田楽で あい孕み」
芋とは里芋で昔から親芋のまわりに子芋が出来、この場合は入り婿が娘(嫁)と母
親と2人に通じ2人とも妊娠したことを詠んだものだそうで、その頃には、時々あ
ったことだそうです。