卒業式。ついこの間入学式だったかの様に短く感じられました。私の腰ぐらいだった背も肩位まで成長していました。
卒業生の服装は私服なのでバラバラですが女子はブレザーとふりふりのスカートでアイドルグループの衣装みたいな子が多かったです。中には化粧をしたり髪の毛を染めたりピアスしてる子もいました。
娘は黒のクラシックなワンピースでグレーのジャケットでした。地味目ですが落ち着いていて大人っぽく逆に目立ちました。
式が終わり娘の周りに友だちが来て一緒に写真を撮っていきます。私も父兄さんに混じって娘達をスマホで撮りました。次から次へと男女、グループに呼び止められ写真を撮っていきます。私の学生時代なんかそんな事はなかったなぁ…。中には親同伴で告ってくる男子も…。もちろん玉砕されてました。
皆と一緒に踊ってる姿を動画で撮っていると無邪気な子供で微笑ましかったです。
「B!一緒に撮ろー」娘がBちゃんを呼び止めます。Bちゃんは161の長身で黒のワイドパンツとジャケットでランドセルが似合わず卒業生と言うより保護者の様に見えました。Bちゃんの保護者と一緒に写真を撮り軽く挨拶すると…。
この人、前にBちゃんとラブホに入った人でした。
「今日、お母さんは?」
「朝までお客と飲んでて今寝てる。」
「Bのパンツコーデ大人っぽくて、かっこ良くていいねー」
「叔父さんが買ってくれた。」
「僕的にはみんなと同じ様にスカートが良いって推してたんですが…。」
「あんなの似合わないし。私の趣味じゃない。」
「あー(娘)のコーデも大人っぽくっていいね。」
「うん! これだったら普段でも使えるしねー」
「それなー」
叔父さん?小父さん?カレシ?
Bちゃんとの関係が気になったが聞けませんでした。預かっていた娘のスマホを返すと
「ママからLINEきてるー 正門にいてるってー」
正門に行くと元妻と夫が待ってました。
二人とも艶やかな服装でパーティーにでも行くの?って感じでした。
「あーちゃん、卒業おめでとう!」と男は持っていたバラの花束を娘に渡した。何人かの親が子供にバルーンブーケやお菓子の詰合せなど渡していて、準備どころか意識もしてなかった自分に反省していた上の追い討ちです……。妻の営業先の社長で歳も妻や私より歳上ですが気が利いていて。地味なスーツの私と比べるとどちらが勝ち組か負け組がはっきり解ります…。
「わーー綺麗ー ありがとうございます。」と娘は喜んで受け取りました。
私には『あのオッサンキモいー』って言っていたのに男に嬉しそうな笑顔で応える娘……。
「あーちゃん随分大人っぽくなったね。パーマあてた?見違えたよ。」
土曜日に美容院で軽めのパーマを当ててました。娘に言われるまで私は気がつきませんでした。完敗です……。
元妻夫婦の子供は今日は学校で家庭教師が面倒を見てるとの事です。
男に昼食を誘われ、私は断りましたが話したいことがあると言われ車に乗せられてカフェへ。
「あーちゃんは私立は受験したの?」
「いえ。友達と離れるのイヤなんで結局受験しなかったです。」
「あそこの制服可愛かったから、あーちゃんが着た姿見たかったな。」
あれ?見てないの?
「目盛りが付いた見本だけだったからそうですね。服の上からでしたし。」と私に説明するように娘は丁寧に言いました。
「あーちゃんは付き合ってる男の子とかいるの?」
「えーーいないですー 私は歳上の方が話が合いそうですし。」
「そーだよね。あーちゃん大人っぽいし頭良いから子供っぽい子とか話し合わないよね。」
元妻よりも男の方がグイグイ会話し娘がそれに答えていました。まるで面接かオーディションみたいでした…。
男は娘との会話を終えると本題を言ってきました。
内容は
娘の養育費を払いたい。そして進学や習い事など成長のサポートをしていきたいとの事でした。
そして、その代わり
娘との時間を自分達に振り分けろ。
こちらのイベント時には宿泊も認めろ。
参観日や運動会などのイベントには参加させろ。
娘の教育、進路に自分達も口を出させろ。
そんな要求でした。
「私達には義務も権利もあり、あーちゃんの将来にとって絶対プラスになる事です。たつおさんだって自分の時間も欲しいでしょう?」男はそう言ってきました。元妻は黙ったままスマホを見ています。
「パパ…」
娘はただ一言いって私を見つめました。
確かに娘にとっては将来の選択肢が増えて、私では与えることが出来ない経験や未来が沢山得られるかもしれない。
「俺は今まで必死に娘を育ててきました。私にとって娘は生き甲斐です。娘との貴重な時間を貴方達に譲りたくないです。養育費とかサポートとか結構です。俺が何とかします。」
そう言って申し出を断りました。
自分勝手なワガママです。娘にとっては良い話なのに、ただ娘を取られるのが嫌なだけで、自分が情けなかったです。
「まあ、まあ意地を張らないで。すぐに決めろとは言わないので、後日でも…。」
「じゃあ、パパ行こうかー あたし、お腹減っちゃったー」
娘が男の話を遮り、私を引っ張ります。
「あーちゃん、また今度ねー」男が言うと
「いえ、もう無いですー じゃあママ、バイバーイ……もう会わないからー」と元妻に顔を向けずに娘は言いました。元妻もずっとスマホを見ているだけで全く反応はありませんでした。
「あのオッサン、ガキだからって舐めすぎじゃね?」とファミレスでハンバーグを食べながら娘は言いました。
「ママとはあれで良かったの?」
もう会わないは言い過ぎではないかと私は聞くと
「いーよ ママは別にあたしのこと好きじゃないから別にー。」
「でもママから、あーちゃんに会いたいって言ってきたんだよ?」
「会いたがってたのは、あのオッサンでママは従ってただけー そんでオッサンはーあたしにガチ恋しちゃってるしー」と娘は元妻とのLINEを見せてきました。
画面には娘がスクショしたLINEの画面が一方的に貼られてました。娘と男のLINEのやり取りです。
「あーちゃん可愛いからビックリしちゃった」
「僕のことはパパって呼んでいいよ」
「お母さんよりもあーちゃんの事好きになっちゃった(キラキラ)」
「明日お母さんいないからドライブなんてどう?あーちゃんの好きな場所につれてってあげる」
「手作りチョコありがとう。とても美味しかった。これって本命チョコでいいんだよね(ハート)」
「今度、お母さんに内緒でお出掛けしよう。この間買った制服着てきて欲しいな。」
「ホワイトデーのお菓子送っておいたよ。中身はマカロンで『あなたは特別な存在です』って意味があるんだ。僕の君に対する気持ちにピッタリだ。」
「僕もマカロンの様に君の特別な存在になりたい(ハート)」
「卒業旅行にユニバなんてどうかな?二人で(ハート)折角だから制服コスで」
「すごい夜景の綺麗なホテルで大人デートしよう。お父さんの事は僕が何とかするから心配しないで(ハート)」
段々と男の発言がエスカレートして行き
「卒業式に君への想いの数だけの花束をプレゼントするよ(ハートハート)」
自分は棚に置いてですが娘に言い寄ってくる大人に気持ち悪さと嫌悪感が溢れてきました。
「あーちゃん…まさか、あの人と二人で会ってた…?」
私は恐る恐る聞くと
「会うわけ無いじゃんー LINEだけだしーテキトーに返したら、あっちが勝手に盛り上がってるだけー」
と聞きホッとしました。
「パパがオッサンと話してる時に、これママに送っちゃったー ママの顔、死んでたよねー まさかガキで自分の娘に男取られるなんて、ざまぁー」と娘は言いました。
食事を終え娘と街をぶらぶらし、そして…。
「ここ入ろーよ」
ラブホテルだ。
「人いたらどうしよう?」
「今日は平日だし大丈夫だよー 今日のコーデ大人っぽいしーいけるってー」
確かに駅の裏通りで人はまばらです。私が戸惑ってると
「あたしとの時間が貴重なんでしょー?」
娘に上目遣いで見つめながら言われ意を決して入りました。最悪にもフロントがあり店員もいました。バレないように平然を装い部屋を選びました。部屋に入りようやく肩の力が抜けました。
「だから、だいじょーぶって言ったじゃんー
もう小学生じゃ無いんだしーー。それよりあたしに言うこと無い?」
娘はベッドに座り言いました。
「あーちゃん、卒業おめでとう」そう言ってキスをしてベッドで抱き合いました。
「後ろのファスナー下ろして…。」
娘の服を脱がしながら愛撫しながら全裸にしました。
「たつお君、ほかに何か言うことは」
「あーちゃん、綺麗だ…。」
「ほかは?」
「……?」
「もぉ!おっぱい!右も大きくなって丸くなったの!」
「えっつ?」
「前まで左だけAだったけど、どっちもCになったの!」
「バレンタインデーやホワイトデーの時にもおっぱい舐めてたくせに全然気付かないし!」
「Bじゃなくて?」
「Cーー!!……だからママにバカにされるんだよ。『鈍いから変化に気付かない』『気が利かない』『包容力が足りない』って」
「……ゴメン……。」
「あたしは許してあーげるーけどー」
とキスをしてきました。
キスを続けた後、ワレメをたっぷりクンニしていると娘のスマホから連続でLINE音が。娘はスマホを確認して
「しつこいなー」と私にスマホを見せてきました。
「もう会わないって嘘だよね」
「お父さんがいたからしょうがないよね」
「折角の花束置き忘れてたよ」
「お父さんがいない平日に会おう。その時新しい花束とプレゼント用意するよ」
「買った制服着てきてよ」
男からのLINEでした。私が見ている時にも
「今日会って僕はもっと君のことが好きになってしまったよ。一目惚れ、これこそ運命の出会いなんだろうね。歳の差なんて関係ないし今の家族と別れてでも君と一緒になりたい。愛してる。」
既読が付いたからって調子に乗って連投してるけど見てるのは娘ではなく私です…。
「うわーガチでキモー。絶対さぁ、ママの時も同じこと言ってたよ!ママと一緒になりたいから家族と別れて再婚したって言ってたからー」
娘が横から覗き込んで、私からスマホを取り上げました。
「制服はカレシとエッチで使っちゃってぐちゃぐちゃで~す」
と乱れた制服と肌に精液が着いた画像を貼り付けてました。さっきまで頻繁に送ってきた男の反応がピタリと止まりました。
「ざまぁー さっ、パパ続きしよー」
私は娘のワレメを愛撫ながらキスを続けました。ピチャピチャと上と下から濡れた音が聞こえます。
「今日のパパー情熱的ーオッサンにヤキモチー? 」
「うん…。あーちゃんとのやり取りが良い感じだったから…。」と言うと
「えっ?あれが?マジか?あんなのただ合わせてただけだって言ったじゃん」
そこで会話は終わりました。キスを重ねながら、男が必死で誘っても相手にされてない娘に求められている優越感に満たされながらワレメにペニスを差し込みました。そしてセックスに集中しました。正常位から対面座位、言葉を発する隙もなくキスで口を塞ぎました。
その度に娘のワレメがギュッギュッと締め付けます。射精した後も繋がったままで舌を絡め合っていました。
「なんであんなやり取りしてたの?嫌なら相手しなきゃいいのに」私は娘に聞くと
「んーーー?、だってあの二人、パパの事バカにしててムカついたからーおちょくってやろーってー」
私はコンドームを処理していると
「あたしね…ママがどんな人か知りたかったんだ。初めて会った時は二人とも自分勝手な人でガッカリだったよ。そんで……話してたらガチでムカついてきた!」
と言いながらスマホを操作し、私に渡してきました。男とのLINEの画面に
「今までのこと、奥さんに送りました。」
と元妻に送った画面のスクショが貼ってありました。
「今日はあの夫婦大喧嘩かもねー」と娘は小悪魔の様に笑いました。
「やりすぎじゃない?」私が言うと
「ちゃんとママとオッサンはブロックしたし大丈夫だよー」と私に密着して来ました。
そういう意味じゃないんだけど……
なぜ娘がそこまでするのか分かりませんでした。
「パパ……今日はちゃんと断れたねー 頑張ったねー」と私の言った言葉を物まねをし茶化しながら、子供の様に頭を撫でてきました。
私は娘に覆い被さり2回目を始めました。
休憩時間を延長した後、ホテルをチェックアウトしました。
「そのまま泊まっても良かったのに。」私が言うと
「パパは明日、仕事じゃんー いつもと逆だねー でも明日はBとぶらぶらする約束だからー プチプラコスメと可愛い下着買いに行くんだからー」と娘は言いました。
歩いていると「あっ」と娘は言うとラブホテルが転々としている通りにBちゃんと自称『叔父さん』が歩いてました。平日なので閑散とした通りで私たちしかいません。
Bちゃんは卒業式はズボンでしたが下だけヒラヒラのスカートに換わっていました。あちらもこっちに気がついて気まずい感じでしたが
「B~。スカートも良いじゃん!卒業式もそっちにすれば良かったのにー」
「やっぱりそうだよね!僕もそう思ったんだ!」と叔父さん?は言ってBちゃんに睨まれてました。
「やっぱ、おじさんじゃなくてカレシじゃん 、Bー、エッチした後のメス臭いしー」と娘はニヤニヤしながら言うと
「あそこのホテル受付けないから無人だよ、部屋も綺麗だから、あー達にもオススメだよ…。あと、あーもエッチな匂いするよ……」とBちゃんが私達に言いました。
「えーーガチか……」娘は言いました。
私は血の気が引きました……。
この後、長い夜が、訪れました。
多分一生忘れられないと思います。
いつも長々とすいません。