高校生の頃、いつも部活で家に帰るのが夜遅くになっていた頃のことです。
ただその日は、ひどい頭痛がして、部活を休み、いつもより早く、まだ日が明るいうちに家に帰りました。
家には鍵が掛かっており、母も居ないようでしたから、鍵を開けて家に入り、両親の寝室へと向かいました。
両親の寝室に頭痛薬が置いてあったからです。
ところが両親の寝室のドアを開けると、母はそこに居ました。
知らない男と一緒に。
二人はベッドの上で身を起こして、部屋に入ってきた私を驚いて見ていました。
男も母も二人とも裸でした。
当然私は、その男と母を怒鳴りつけました。
男は、床に散らばった服をを抱えると、私の横をすり抜けるようにして部屋から逃げていきました。
残された母は、シーツで裸の身を隠して、ベッドの上で俯いていました。
「・・・無理矢理なの?」
母に聞きました。返答によっては私は男を追いかけなければいけません。
しかし、母は項垂れたまま無言で首を横に振りました。
男が玄関から出て行った音がしました。
「誰?」
「・・・パート先の人・・・」
母の声は小さく、あまり良く聞こえませんでした。
いつも男勝りの元気で、声も大きい母の面影は微塵もありませんでした。
「父さんにはどう言うの」
「お父さんには言わないで」
二人はこの年齢になっても熱々の仲のいい両親だと思っていました。
その母が父を裏切ってこんなことをしていたなんて、女が信じられなくなる気持ちでした。
寝室に明かりは付けておらず、ですがまだ明るい外の光がカーテンを透けて部屋を照らしていました。
母はシーツで前を隠していますが、裸の肩が見えていて、光がその肌を反射して輝いていました。
(母さんの肌って結構綺麗なんだ)と思ったことを覚えています。
私は何も考えないまま、母に歩み寄っていきました。
母の体がビクンと震えました。私に殴られると思ったのかもしれません。
しかし私が母に向かって伸ばした手は、母の抑えていたシーツを掴み、そしてそれを槌ぎ取ったのです。
「あっ!」母は驚きのあまり、伏せていた顔を上げて、私の顔を見ました。
隠していたシーツを剥ぎ取られて、母のまだ大きな乳房、濃い乳首、横座りしていた下腹部に生えている毛の存在が露わになりました。
私は母の両肩を押して、母をベッドの上に押し倒しました。
「駄目よ!」母は覆いかぶさってきた私を押しのけようとしました。
しかし・・・「他の男にはさせるくせに」
母の腕から力が抜けました。