去年の11月の話です。
いつものように仕事を終え、帰り支度を始めてると妹から『help』のスタンプと店のリンクが。
北の方で自宅とは逆方向だが店に向かう。
店はビル内のフレンチ?イタリアン?なお店で接待でも、まず行かない場所だった。
みんなお上品かつお洒落で自分が場違いに見える。
「りょう君こっち、こっち~。」妹が俺を見つけ手を振る。俺は妹のいる席にいった。他の女性はお洒落に着飾ってて『ドレスコードあるの?』つまみ出されない?と不安だったが、妹はスーツだったのでホッとした 。
妹が「夫が迎えに来てくれたのでお先に失礼します。」と言うと同じ席の人が「せっかく来られたので旦那さんも一緒に如何?」すかさず店員が椅子を用意され不可抗力で座ってしまう。どうやら妹の会社の人たちみたいだ。みんな俺を見て「えっ?」って反応だ…。おなじみの反応だが結構辛い…。
「旦那さんはどこにお勤め?」
「○○市の製造業で設計をしてます。」
「あら、そう。ごめんなさいね。想像したのとちょっと…。ミオさんの旦那さんだからきっと素敵な人だと思い込んじゃってて…。もっと…。ねぇ?。」
「ははw、よく言われます。」
「それ、作業ズボンですか?通勤でも着てるんですね。」
「はい、みんなそうで…。でも訪問するときはちゃんとスーツ着ます。」と言うと何人かの男女にクスクスと笑われた。一旦着替えてから来るべきだった。もう愛想笑いしかできない…。
「Aさん、自分の価値観を押し付け過ぎ。そんなんじゃあ顧客も離れて行くわ。」
「B君、貴方のそう言う態度が足下見られるの!うちはメーカーの協力がないと回らないんだから!」
凛とした声が先ほど言った人に返答される。
「りょうさん(実際は名字)、すみません、不愉快な想いをさせちゃって」と謝ってくれた。30代ぐらいで目力が強く綺麗な女性だ。「いや、ぜんぜんです。」俺は緊張しながらその女性に言った。
「今日はミーティングを兼ねて、ミオさんを営業へ引き抜こうと説得してたんです。彼女は技術スキルもですが折衝などコミュニケーション能力が高く営業に向いてると思って、在宅でノルマだけこなすのはもったいない。是非将来のスキルアップも兼ねて営業にと思いまして。営業と同行の際にも何人かのクライアントが気に入ってて『営業担当はミオさんに替えて欲しい』言われるほどで、りょうさんからも背中を押して貰えると助かるんですが。」と言われた。突然の事にどう対応していいか解らず
「ええっと…。私はミオの意見を尊重して…。」と言うと。
「君は情けない男だな。彼女の可能性を後押しするぐらいの度量は無いのかな。彼女の将来の事をもっと真面目に考えてあげてもいいと思うよ」
と40代ぐらいのスーツの似合う男性に言われた。落ち着いていてイケメンだ。清潔感があり優しい口調で包容力もありそうだ。みんな彼の言うことに賛同している感じで自分でも自分が小さく感じた。
「余計なお世話っデスw。」
ずっと黙っていた妹は言った。
「C部長、あの件は申し訳ないのですがお断りします。」
「どうして?」
「今の生活リズムを崩したくないです。それに今の営業には魅力が感じません。」
周りがどよめいた。
「そう…。営業はやりがいあると思うんだけど。認められたって達成感が。もちろん給与面でも」
「やりがいは他にあるんでw。料理作ってりょう君に美味しいって言って貰ったり、アイロンいつもありがとうって言って貰ったり…。」
「でもやっぱ、一番はベッドで『気持ちよかったよ』って言われたり、『もう一回いい?』って言われるのが、嬉しいんですw」
えーーーーー!ここで夫婦の営み言っちゃう?
よく見ると妹のワイングラスが空だ!。この間「お酒はもう飲まない」って誓ったばかりなのに!
そして妹は先ほどの男性の方を見て
「D課長、この後二人だけでピアノの生演奏が聴けるバーで私の将来について話し合おう誘っていただきましたが、今から夫と牛丼食べに行くのでお断りします。」
マジで?!だから俺呼ばれたの?
「あと自分の奥さんは家庭に縛り付けてる人が偉そうに言われたくないッスw。」
「アイツはそれしか能が…。」と言って口を閉じた。D課長は口が滑ったみたいだった。
「私、つまらない人は興味ないんで、アタシの代わりにAさんを誘ってあげてくださいよ。さっきからAさんの形相が怖いんでw。真剣にAさんと将来の事でも語り合ってください。それではお疲れ様です。」と一礼し退席する。エスカレーターでゆっくりと下りる。
「りょう君来てくれてありがとうw。D課長しつこくって…。前から『二人っきりで食事行こう。』『仕事や私生活で悩みごとがあったら話しを聴くよ』ってw」
「ねえねえD課長とAさんって不倫してるんだよw。」
一階に着くと、D課長がエレベーターで先回りしていて「君、みんなの前で何て事言うんだ!」甘いマスクが酔ってるのか、激怒でか判らないが真っ赤だ。運悪く周辺には誰もおらず3人だけだ。
「他の人は知りませんけど、私は貴方程度では落ちませんのでw。Aさんと行ったらいいじゃないですかw。今日は旦那さん出張でご機嫌だったのに、さっき『この後は私とじゃないの?』って顔してましたよw?。」妹はニヤニヤしながら言った。
怒りながらD課長が妹に詰め寄ってきたので「すいません!」と間には入ると「どけ!」と殴られた。いままで殴られたことがなく、ましてやケンカも未経験で勝手が判らず、ふっとぶ。壁にぶつかり床に倒れる。口が切れた。痛いし、怖い。でも妹は護らないと。目の焦点が合わずチカチカする。力が抜けて立てない。
「りょう君大丈夫!?」妹の声がする。
「う、うう…。」
あれ?俺の声じゃない。妹に手を引かれ立ち上がると、D課長は丸まって倒れていた。床に血が垂れていて血に混じって白いものが…。歯だ。鼻と口から大量に出血しているのに両手は股間を押さえている。
「クソが…。」低い声で妹は言う。こんな怒った顔見たこと無い。妹が倒れてるD課長に近付こうとすると
「D君大丈夫?いったい誰が?」とC部長だ。
とっさに「俺がやりました。」と言った。
「りょう君じゃなくてアタシが!りょう君殴られてカッとなって!」妹がすぐに訂正する。
「それでもこれはやり過ぎよね」と落ち着いた涼しい声で言う。C部長はD課長の前にしゃがみ
「D君。どうする?警察呼ぶ?それとも病院?」
「ちなみにあそこに防犯カメラがあって記録されてて、警察が動くって言うことは今日の出来事も社内での事も根掘り葉掘り聞かれると思うんだけど。」
D課長はモゴモゴしながら『ひょ…いん』と言った。「OK。それじゃあtaxi呼ぶから。あと君たちはもう帰っていいよ。お疲れ様♪」と平然と言った。妹はD課長の側で何か言ってたが聞こえなかった。
俺は今後が不安になりながら帰路に。
「りょう君ごめん!ホントごめんね。痛かったねぇ…。」ドラッグストアで消毒液と口内炎の薬を買って治療してくれた。「もし警察沙汰になったら…。」俺は怯えた。妹は「大丈夫…。」と抱き締めてくれるが「もし警察が来たらミオは俺に命令されたって。俺もそう言うから」前科とか賠償金とか関係なく妹と離ればなれになるのが怖かった…。事が公になって兄妹ってバレたら…。一緒に暮らせなくなって、もう妹に会えなくなったら…。そう考えたら不安で…。妹を床に倒し熱いキスをする。傷口が痛かったが、それは二の次で必死にキスをする。「りょう君がっつきすぎw」俺はブラウスを脱がし黒のブラを外し、おっぱいを愛撫しながらスーツのパンツを脱がす。黒のパンティの上からクリや小陰唇を愛撫すると「うん…。」と声が出た。パンティを脱がそうとすると「待って…。シャワー浴びてから…。」と言われるが「いい」と言うと妹は腰を浮かせ脱がし易くしてくれた。パイパンのマンコから女の匂いがし舐めると何時もより塩っぽかった。パンスト生地の靴下?を脱がし足舐めをすると「マジでそれは止めて!」と言われたが「ミオの汚いところなんて無いから」と指の付け根とか舐め続ける。
マンコが濡れたのを確認すると即座に挿入し欲望のまま腰を振る。「りょう君…。激しい…。」もう明日には抱けないかも知れない。そう考えると不安になり妹の身体を求め続けた。途中、トイレに行った妹に立ったまま挿入した。「りょう君、ちょっと待ってホントに漏れそうだから」と妹は懇願するが便器に腰掛け対面座位で繋がったまま放尿もさせた。「うっうっうっ」と妹は声を出し下腹部に生暖かい感触がそして床がびちょびちょになっていた。
シャワーを浴び、ベッドで何度も交じ合う。
妹の愛液が少なくなって苦痛の顔になっても受け入れてくれて、ローションで補い続ける。5回も射精すると射精量が少なくなり精液がさらさらで水っぽくなり、最後には中折れしてしまった。自分の限界に悔しく泣いてしまった。妹は「大丈夫だから…。」とキスをしながら頭を撫でてくれていた。
翌日、不眠で会社休みたかったが妹に言われしぶしぶ出社。午後に来客と言われ来客室へ…。誰?警察?びくびくしながら入ると「りょうさん昨日はお疲れ様でした♪」
C部長がお辞儀する。なぜここに?、ああ、昨日、名刺渡したっけ…。
「顔、腫れちゃってますね。クマも出てるし、大丈夫ですか?」
「私がミオに指示して、すべて僕が悪いんです!!」と叫ぶように言って土下座した。
「ちょっと?りょうさん?止めてください!」
C部長に言われ席に着く。飛沫防止のアクリル板が刑務所の面会の様に感じた。
C部長の来社は昨日の件もあるが、仕事の依頼だった。新規の為、俺を介した方が話しが進めやすいとのことで来社されたらしい。
「Dは女癖が悪くて、彼に関わった娘が何人か辞めててね。でも確証もないし結局は双方の問題だから…。」
「ミオさんが結婚して、Dのアピールが多くなって。」「えっ?普通、逆では?」
「結婚して一緒に暮らしちゃうと理想と現実のギャップで悩んでる子多くて、案外ガードは脆くなってるの。そこに優しい言葉と彼、外面良いから、女の子もコロって…。」「お互いパートナー持ちだから割り切ってズルズルと関係を続けてる娘もいてるしね。」
Aさんか…。
「ミオさんにはDを出来るだけ泳がせて、証拠を集めて欲しかったんだけど…。昨日、断られちゃったし。まあ結果オーライなんだけどねw。」
「彼、空手の有段者なんだけど。ミオさん可愛い顔してスゴいねw。ムエタイ?金的と頭突きでこう!」とジェスチャーをする。見てたんですか!?
「で、警察は…?」
「ないないw。Dから手を出したし、会社にも『帰宅中に階段から落ちて怪我』ってことで労災申請してるし、まさか『女の子に前歯折られて鼻も骨折しました。』なんて言えないでしょう。」
「…さすがに睾丸の手術は労災おりないけど。」
睾丸の手術が気になったが恐くて聞けなかった。
「妻は…?。」
「ケロリとしてたわよ。身を呈して護ってくれた夫にキュンときて、今朝まで求められたってノロケてたわよ。」
「妻の処分とかは…。」
「なにも。Dは近々異動になると思うけど」
「Aがね今朝、今まで『Dにセクハラを受けていた上司だから断りきれなかった』って泣きながら言ってきて。女って怖いわねw。」
「そうですね…。」
「まあ、一番怖いのはミオさんの方だけど。Aも来期異動になると思うわ。みんなの前で不倫をバラされちゃあね…。」
「あの店は二人の逢瀬の場所で彼女にとって特別な場所だったの。新人のミオさんをソコに誘ったって知ったら恋も醒めるわね。それにみんなの前でバラされて、自分を守るためには悲劇のヒロイン演じるしかないわよね。」
「…まあDさんはミオをそこに誘ったんだから自業自得だと思いますけど…。」
「彼が本当にその店を誘ったのなら、ねw。」
「えっ?」
「彼みたいな女の扱いに慣れてる人が同じ店を使う訳無いじゃないw。Dって社内にもう一人そういう関係の子がいて、その子とはお寿司屋らしいわよw。」
「…。」
「ムカついてたんじゃない?あなたを馬鹿にしたあの二人に。彼女には嫌われたくないわw」
「…。」
そして、俺は社長と営業部長を呼んでC部長を紹介し退席した。見積りが合えば以後、取引をするとのこと。
俺は帰宅し、すぐに妹に抱きついた。
「訴えられ無くてよかった~。」と言うと
「だから大丈夫って言ったじゃんw。」と妹は笑った。昨日、散らかした部屋やトイレは綺麗に掃除されていた。
夕飯を食べながら「D課長って妻子いてるから公になったらヤバイのアッチだしw」
「それにあんなんじゃ逮捕されるわけ無いしw」
いや…逮捕されますって…。
「ミオって喧嘩の強いんだ…。」
「アイツが弱いだけだってw。…りょう君ひいちゃった?」
「いや、俺こそ弱くて頼りなくてゴメン…。」
「ううん。りょう君が身を呈してくれたのキュンだったよw」と唇を重ねてきた。「それに昨日は散々アタシを苛めたくせに…。まだアソコがジンジンしてるんだから。」と俺の上に跨がってきた。「昨日はゴメン」と謝ると「りょう君がしたい事して良いから。でも足とかは洗ってから!」といわれた。妹のうなじの香りで昨日限界だったハズのぺニスが反応した。「えっ?昨日あんなに出したのに?」妹はびっくりしたが「もうーーーーw。」と言いながらセーターをもぞもぞさせブラのホックを外して準備していた。「まだ、ちょっと痛いけどローション塗ったら大丈夫だからw」と言ってくれたが「い、いや今日は大丈夫だから、ミオの腫れが退いてからで…。」「ちぇーーー…。」不満そうな声だった。お風呂を一緒に入り、いつもより赤くなってる妹のアソコをクンニすると「いっ…。舐められると痛いから、ローション塗って挿入して。」「無理はしないで。今日はいいから。」と言うと。「…じゃあ口で」と勃起したぺニスを含み口内で舌を動かしたり口を尖らしたりしてピストンする。ぺニスを出して裏筋や玉袋を舐めたり。前より上手くなってる。「動画観て勉強したんだw。どお?」「すごい上手すぎ」「もし妊娠してもりょう君が風俗行かないように特訓してるのw」
「ヤバい、出そう」と言うと妹は親指を上げグッドのサインを。
ドク…。射精感とは裏腹に出た量は少なかった。
「昨日の今日だから水っぽいねw。すぐに飲めちゃったw」と口を開け精液が残ってないのをアピールしながら妹は言った。
お風呂から出て妹に頭を乾かして貰い布団へ。妹も後から後片付けをして俺のいる布団に潜り込んで抱き合ったり手を繋いだりする。
「俺も動画観てテクニック磨こうかな?」
「絶対ダーーメ。りょう君が見て良いのはアタシの裸だけだからもう他の見ちゃダメ。」
「 はい、、、。」
年が明け、妹の話では
D課長は退院後も出社せず、アパートを借り自宅療養しているらしい。健康上の理由で退職され春から関連会社に就職し地方へ。Aさんは春から営業から物流部門へ配属らしい。
妹は営業には行かず在宅のままだが、営業との同行が増えたと不満げだった。(本来は在宅組は営業と同行は無いらしい。)
余談だが、妹が社内で『課長から身を呈して守った』って言いふらし、俺をいじったB君は俺がDさんをボコったと勘違いし脅えているとの事。
まあ去年は色々あったので今年は妹と平穏に暮らしたいです。