10月27日深夜に目が覚める。
隣で寝てるハズの妹が居ない。
リビングにも居ないしベランダにも居ない。
不安になり妹の部屋を覗く。
いた。パソコンで何かしていた。ホッと安堵した。
一応ノックすると「わっ?びっくりしたー!」
「仕事?」
「うん。出来るだけハロウィンまでには終わらせたいから」
妹の仕事は在宅で期日内に課せられた仕事を終わらせれば時間に融通が利く。
「りょう君はハロウィン参加しないの?」
「月曜は会議もあるし、混雑が苦手だから、それに知り合いがいないしね。晩は適当に食べるから楽しんで来てよ。」
「良いのかな~。イケメンにお持ち帰りされちゃうかもw」「ミオの事信じてるから心配してない。」
嘘です。めっちゃ不安です。
でも、仕事もあるし妹がいてない時に準備したいから我慢した。
10月29日珍しく妹が寝坊。昼食にカレーライスを作る。寝起きだったが食べてくれた。(晩御飯でも良かったのだが。)仕事のノルマも終わったとのことで、労いといつもの感謝の気持ちで妹にマッサージするが、いつの間にかイチャイチャしてしまいセックスしてしまった。
10月30日妹は友だちの店へハロウィンの準備を手伝いに。夕方前に帰って来て一緒に近所のスーパーへ買い出しへ。
10月31日ハロウィン。妹は友達(前のメイドカフェのバイト仲間)とバイト(副業)後に合流しハロウィンのイベントに参加するらしい。俺は平日なので仕事。妹からはゾンビ婦警で友達と写ってるコス画像が送られてきていて楽しんでいるみたいだった。(胸元が開いているのは気になるが…。)以前会った妹の指名客のオタクも何気に写ってたのでイラっとし、そこに居てない自分に後悔した。
仕事を終え、自宅に準備をしに帰る。準備といっても心の準備だけだが。
チャイナドレスや偽JK、バニー仮面、ポリス、なんちゃってBTS、女装男子など仮装軍団やナンパ目的でチャラそうな男性のグループとすれ違う。
妹と同年代な感じが多く、みんな楽しそうだった。
もしかしたらプロポーズ早かったかも。まだ妹は自由で居たいんじゃないか?。
もしプロポーズして断られたらどうしよう、今までの関係が崩れたらなど不安がイッパイだった。
この1ヶ月、現状維持で良しとする自分との葛藤で悩んでいた。
俺は指輪の箱とお菓子を詰めた紙袋を持って自宅に戻った。自宅で妹の帰りを待って多分妹はドアを開けると「トリック・オア・トリートお菓子くれないとイタズラするぞ~。」と言って来るだろうから紙袋を渡してプロポーズする。その段取りだが、只でさえ路上でナンパされるのに先ほどのチャラそうな男性と意気投合して『本当にお持ち帰りされちゃって今日帰って来なかったらどうしよう』と言う不安が出てきた。
気分が下がりながらドアを開け部屋にはいると『トリック・オア・トリート!!』と妹が飛び出し抱きついてきた!「うわぁ」とビックリした。「イベントに行ったんじゃ?」俺は聞くと「ウソw。りょう君をビックリさせるためのサプライズw」「でも写メで」「それは昨日お店で撮ったやつw。今年はりょう君と二人っきりでハロウィンするつもりだったからw。それよりこのゾンビナース、エロくない?w」と胸元とミニのスリットスカートで過激な格好の妹が言った。「トリック・オア・トリート!!お菓子くれないとイタズラするぞw」とニヤニヤしながら俺に迫ってきた。俺はお菓子の詰まった紙袋を渡す。「おっ、今回はお菓子ちゃんと用意してたんだ~。でもイタズラしちゃうけどねw」と子供の様に紙袋のお菓子を物色する。
「あっ。」妹がお菓子の中から指輪のケースを見つけた。「これは?」俺はケースを取り、そして開けて妹に見せる。二つの指輪が並んでいる。
「俺とずっと一緒にいて欲しい。結婚してください。」と妹に言った。
「あっ…。えっ、」
妹はビックリしていて言葉が出てなかった。沈黙の後に「あっアタシでいいの?」
「うん。もちろん。ミオしか無理だし」
身内贔屓無しで客観的に見てもハイスペックな女はそうそう居ない。って言うか俺みたいなのはまず相手にされない。
妹の目から涙が出て、泣き出した…。
「返事は…?」恐る恐る俺は聞く。
片手で顔を隠しながら無言で妹は左手を出す。
俺は薬指に指輪をはめた。
「今度はピッタリだねw」と泣きながら妹は指輪を見る。そして俺の指に指輪をはめてくれて
「お揃いだね。」
「結婚指輪だからね。」
「これで本当にりょう君のものになっちゃったw」
泣きながら笑う妹にキスをしようとするが「ダメ」と止められた。「メイクドロドロで崩れちゃったから落としてくる。それに、ご馳走もあるから冷めないうちに食べよ♪」
「別にメイクなんていいよ!」と言ったら
「だーめ。今日は特別な日なんだから♪。」とご機嫌で自分の部屋に入っていった。
ゾンビメイクとナースのコスプレからおしゃれ着とよそいきメイクで戻ってきた。ハロウィン用のご馳走を食べながら妹はうっとりと左手ばかり見ていた。「料理冷めちゃうよ」と言うと「いいの!やっぱり、りょう君は女心判ってないな!」
と席を立ち、後ろから俺に抱きつき「ずっと欲しかったんだ。諦めてた時もあったから…。」「本当に俺で良かった?」「うん。りょう君じゃなきゃ嫌だ。」そして先ほどお預けだったキスをする。
二人でシャワーを浴び、先に俺が出て寝室で待つ。
しばらくして妹がバスタオルを巻いて来た。
いつもは電気を点けたままだが、今回は妹の要望でルームランプで薄暗くされた。化粧も変わっていていつもより大人っぽくて見慣れてる妹なのに新鮮だった。
妹は三つ指をついて「末永くよろしくお願いいたします。」と言ってきた。ぎょっとして「こちらこそっ」と会釈をしながら言うとクスッ笑われた。
妹はベッドに寝転びバスタオルを外す。白い肌にルームランプの影ができて官能的だった。
「今日はりょう君の好きにしていいよ。」と言われ軽くキスを繰り返し舌を絡ませ合った。「ん、あっ」と声を出しながら妹は応えてくれる。
妹の目が潤んでいてドキドキした。胸を愛撫しながら乳首を吸うと「ん、んーー!。」と言いながら反ってビクビクと身体反応する。「気持ちいい…。いつもより敏感になってる…。」舌を這わせながら下腹部へ移動。そっとマンコ周辺を触ると「ピチャ」と既に愛液が垂れ流し状態で…。指を入れピストンするとちゃぷちゃぷと音がして。「音たてちゃやだ…。」といつもの反応と違う。そのままGスポットを刺激しながら指ピストンするとパンパンパンという音と妹の「あっ、あう、あう、あう」という声が重なっていた。息を切らしながらぐったりしている妹にびしょびしょに濡れた手を見せると「恥ずかしい」と顔を背けた。ぺニスをマンコに挿入しようとすると「舐めなくていい?」と言われたのでクンニする。
「違う…。そうじゃな…。あうん。」大袈裟にジュルジュルと音をたてて吸う。ぷはぁ。と股から顔を離すと妹はプルプルしながら両手で顔を覆っていた。「入れるよ?」と言うと不安そうに俺を見てコクリと頷く。まるで生娘の様な反応に興奮しゆっくりと焦らしながら正常位で挿入。「ん、んーーーーーー。」妹は言い突然ビクビクと痙攣をした。入れたすぐにイッた?妹に聞こうとすると「こっち来て…。」と言われ覆い被さるように前に出ると妹はがっしりと腰に脚を絡めて腰をロックされた状態に。「これじゃあ動けないし体位変えれないし」と言うと「今日はこのままがいい…。ずっと抱き締めて」と言われキスや胸の愛撫に徹した。「好き、好き、愛してる。」妹はキスする度に俺に「愛してる」と言ってくれてそれが心地よかった。妹の膣内が別の生き物様に動いて俺のぺニスを刺激し情けないかな少しピストンするだけで射精してしまった。ドクドクと長い射精が終わり、息を切らせながら「愛してる」と言うと。涙を浮かべ「嬉しい…。やっと、かなった…。」と妹が言った。ぎゅっと妹を抱き締めて頭を撫でた。
気が付けば日付は変わり11月になっていた。「ハロウィン終わっちゃったね…。結婚初夜どうだった?」
「良かった。でもミオが雰囲気がいつもと違ってたから戸惑った。」と言うと「…これが素のアタシだよ。か弱い私も愛してくれますか?」と聞かれ「もちろん。」と応えると「じょーだんw。騙されてやんの~w。」と俺の鼻を摘まみいつもの妹に戻っていた。初夜の続きを求めるが
「明日も仕事でしょ?」
「いいよ休むから」
「だーめ。いい大人がハロウィンの次の日休んだらダメでしょうw」
「きびしいな~。」
「アタシはりょう君の妻ですからw。3日は休みだから明後日いっぱいしよ。ナース着てあげるからw」と言われ仕方なく寝た。
「ずっと一緒にいようね」と言われた。
翌日、会社で指輪しているのにすぐに同僚に気付かれ「結婚したん?相手は前の美人の子?」
「写真見せて」「めっちゃキレイやん。なんで?」
「結婚式した?するんやったら呼んで」
「嫁さんの友達紹介して」
「新婚旅行とかどうするん?」
質問攻めにあった。
とりあえず社長(中小企業なんで)と上司には結婚したことと、訳あって籍は入れてなく事実婚だと報告した。『最初は地域の差別かなんか?』と聞かれたが違うと答えた。「今どきの新しい夫婦のかたち」と解釈され普通に認められた。(社内規定で家族手当は出ないけど…。)
兄妹なんで結婚届は出せず戸籍上は兄妹のままだが、妹は「りょう君がアタシを妻って認めてくれただけで充分。」と言ってくれ、俺も妹に永遠の愛を誓った。
明日はハロウィンで出来なかったナースとポリスのコスプレでイチャイチャしてくれるらしいので楽しみです。