その日は妻と2人の娘が一緒にデパートに買い物に行って帰りに食事して来る。と出かけ俺一人だった。妻が用意した昼食を一人でビールを飲みながら食べていると、奈美の娘のかおるが訪ねて来た。かおるは奈美と一緒に小さい頃から実家である我が家にちょくちょく来ていた。俺にもなついていた。今日は一人で訪ねて来た。実家の近くにいる友達を訪ねて来たけど友達はいなかったのでここに来たとのこと。お腹すいた。なんか食べるものない?俺:冷蔵庫になんか入っているだろう 勝手に食べな。か:はい、わかった。 色々あったよ。頂きます。かおるは俺の向かい側に座りおいしそうに冷蔵庫から取り出した昨晩の残りものを食べ始めた。俺:ビール飲むかい? 中学生に飲ませちゃまずいか。か:ビール飲んだことないよ。 でも試しに飲んでみようかな。俺:そうか、少しだけだよ。グラス持ってきな。泡を少し立てながらコップに注いた。かおるはグラスに口を付け一口飲み込んだ。「苦い、苦いよ」とかおる俺:ははは、やっぱり苦いか もう一口飲んでみな、苦くなくなるよ。かおるは再びグラスに口を付け半分ほど飲んだ。かおるの顔はしかめっ面になった。おーなかなかいけるじゃないか。と俺かおるビール注いでくれよ。両手でぎこちなくビールを注いでくれ最後にはグラスからあふれ出た。一気に飲み干した。うまい。俺:じゃ今度はお返しにかおるに注いであげるよ。 残っているビール飲み干しな。と言うとかおるは渋々残っているビールを飲み干した。かおるのグラスに注ぎ終わると、じゃ乾杯と言ってお互いのグラスをカッチンコ。乾杯したお酒は最後まで飲み干すのが大人の酒飲みの流儀なんだよ。と俺。最初は半分少し休んでもう半分をなんとかかおるは飲み干した。顔が赤く上気してきたようだった。なかなかやるじゃないか。こりゃいける口だねまずいよ、でも苦く感じなくなって来たよ。とかおる。それじゃ、もう一度乾杯だ。とかおるのグラスにビールを注いだ。再度乾杯しかおるに飲むように進めた。かおるは渋々グラスに口を付けビールを飲み干した。もう2回ほど乾杯した。かおるの顔色が真っ赤になった。変だよ、変だよ。目が回るよ、気持ち悪いよ。とかおるテーブルに突っ伏して眠るような仕草をし始めた。かおる。大丈夫か、気持ち悪くないか?気持ち悪いよ。眠いよ。テーブルで寝ても寝にくいだろうから、2回のおかあさんが使っていた部屋で少し休んでいきな。うん、そうするよ。椅子から立ち上がり、2回の部屋まで行こうとしたが、千鳥足で足下がおぼつかないようす。一人で2階まで行けないよ。しょうがないな、じゃあ、かかえてあげるよ。かおるの腕をつかんで2階への階段を登った。俺も酔っていたので階段の途中で2人とも転げ落ちそう
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