俺は実(仮名)姉は和子(仮名)二つ違いの姉弟。
父は俺が20歳の時に亡くなり母親は俺が46歳の時に天寿を全うして天国へ旅立った。
私達姉弟は仲良しでそれぞれ良き家族に恵まれて今も穏やかにその家庭を築いている。
この話は今から17年前、俺が48歳の時に起してしまった姉との近親相姦の話だ。
姉は母親が亡くなってから叔母とよく旅行に行っていた。
叔母は結婚歴も無く独身で昔から姉をとても可愛がっていた。
姉が結婚してからも二人は仲良くしていた。
この度も二人で釜山旅行に行く事になっていたが叔母が体調を崩し検査入院となった為、
行けなくなりひとり空きが出来た。
義兄は自営業で小さな町工場の親父なので自宅(工場)を離れられず姉は誰か一緒に行ける者を探していた。
始めは俺の嫁に声が掛かったがうちの嫁は行動派のシャキシャキした姉を少し苦手にしていて二人きりの
旅行は無理だと言い嫁はいい機会だし仲良し姉弟で行ってきたらどうか、と俺に釜山旅行を勧めた。
俺は地方都市の役所に勤める平凡な公務員で有休も沢山残していた。
上司からもやかましく有休消化を求められていて都合は良かったので釜山旅行に行く事にした。
姉も弟の俺が同行する事で喜んでくれたのでそれはそれで良かったと思ったけれどなぜか俺は胸の奥が
何か熱くなってキュっと締め付けられる感じがした。
(つづく)