七十を前に心臓の発作で呆気なく亡くなった母方の叔母・聡子に子供は無く、叔母は、遺言で死後の整理と財産を全て私に託していた。叔母の家で遺品整理を姉と行った。
「ずっと叔母さんの面倒は、雄一が見てたけど、本当のところ叔母ちゃんと,どういう関係だったの」
ひと段落ついたころで、姉がいきなり核心を突いてきた。私が二十歳の大学生の頃、我が子の様に可愛がってくれた義叔父が突然亡くなってから、叔母の家に頻繁に顔を出した。そんな中で、魔が差したように40歳の叔母と結ばれた。叔母は、私の最初の女性であり、かけがえのない女性だった。叔母が亡くなって、一番ショックを受けていたのは私なのだが、妻にも話せない叔母との関係を誰かに聞いて欲しいと思っていたのかもしれない。
「ねえ、いつまでそんな関係だったの」
「いつまでって、セックスだったら、死ぬ1週間前にしたよ。」
「それって、普通に」
「まあ、2時間くらい。俺も来年50だから若い頃みたいに元気ないけど、聡子が一回いったら一回休みで、だらだらやるかんじ。」
姉は、私と叔母とのセックスに興味津々で次々に訊いてきた。痩せ型の叔母は70歳近くなっても、肌は綺麗で、小ぶりの乳房も少し垂れたとはいえ、充分張りもありいつも体の手入れを欠かさなかった。「しわしわのおばあちゃん」ではなく、熟れた体はセックスの相手としては、申し分なかった。叔母は受け身でなく、私を気持ちよくさせる事をたくさんしてくれた。叔母ほど私の物を愛しそうに舐めてくれる女はいなかった。妻よりも遥かに、回数も多く、密度の濃いセックスだった。学歴もあり、品のいい叔母が乱れ、大きな声を出すのは、男の征服感を満足させてくれた。
「叔母ちゃんがいつまでも綺麗だったのは、そういうこと…。」
「なんで、気づいたの」
「そんなこと、考えもしなかったけど。叔母ちゃんの箪笥の服整理したたら、下着があんまり凄すぎて…、何ナノこれって。まさかと思ってたのに、簡単に肯定されて…。」
叔母は、体型がほぼ一緒の姉に「死んだら服は全部あげる」と前から言っていた。
「姉ちゃん下着もらえばいいよ。デパートでいいのしか買ってなかったから。」
「着たって、年に何回かしかないし。10分で終わっちゃうんだから…。ちょっと着てみる。」
姉は、下着をいくつか手に持つと隣の部屋へ向かった。しばらくすると、お揃いの水色のキャミソールとショーツを履いた姉が部屋に入ってくると私の眼を見つめた。総レースのショーツが姉の秘部を覆い、キャミソールはきれいな乳房の曲線を描いていた。私は、立ち上がると姉を抱きしめた。お互いに言葉はなかった。