姉が駆け落ちして家を出ていきました。相手はお義兄さんの弟さんであきらさん。大学生です。
両親と私はお義兄さんの家に行き、土下座しました。テーブルの上に置かれていた離婚届。お義兄さんと泣き疲れて眠る姪のありさちゃんがずっと記憶に残っています。後日、お義兄さんとご両親が見えられて、私たちの前で土下座されました。弟さんは大学を退学させたそうです。
お義兄さんは鬱を患い、仕事も手に付かない状態でした。ご両親は遠方のため、ありさちゃんの世話は私がしました。朝は会社に行く前に、お義兄さんのお弁当を持参し朝食と幼稚園の送迎。夕方には幼稚園のお迎えと晩御飯を作りにお義兄さんの家に訪問してました。姉が原因で罪悪感から始めたことでしたが、ありさちゃんは姉の子ですし私に懐いていたのでお世話は苦ではありませんでした。両親とは勘当状態でしたが、私は姉に電話でお義兄さんの事やありさちゃんの事を話しますが「用が無いなら」と話の途中で切られます。
半年が経ちお義兄さんの具合も良くなり仕事にも復帰されました。
ありさちゃんの誕生日を3人で祝いました。
「みかちゃん、今日一緒に寝て」ありさちゃんにお願いされました。「俺からもお願いします。」と言われ、ありさちゃんと一緒に寝ました。「みかちゃんがママだったらいいのに…。」と言われ胸がキュンとしました。
お義兄さんの家に泊まることも多くなり、ある晩、「結婚を前提に付き合って欲しい。」お義兄さんに告白されました。「えぇー?。ありさちゃんがママになってて言ってるからって~。お義兄さんは好きな人とお付き合いされた方が…。」お義兄さんの事は嫌いじゃあない。でも、ありさちゃんが望むから結婚は違うと思った。「いや!そうじゃないんだ。」お義兄さんは言い「俺が立ち直れたのは、みかちゃんのお陰なんだ。この家を笑顔で明るくしてくれて、ありさが望んだからじゃないんだ。」と肩を抱き寄せられキスされそうになる。「私はお姉ちゃんの妹なんですよ?。」姉を知る限り私は2番手だ…。「あきら君が選んだのがお前だったら良かったのに…。」両親に言われた言葉だ…。「私はお姉ちゃんの代わりにはなれませんよ…。」姉の代わりを求めてられても応える自信がない。
お義兄さんの唇が私の唇に触れる。
「みかちゃんはみかちゃんだ!!ゆみかの代わりじゃあない。俺はみかちゃん自身に惹かれたんだ!」と今度は力強く唇が当たってきた。何度もキスをされいつの間にか熱いキスへと変わっていった。私は服を脱がされ、お義兄さんに全てを見られてしまった。「みかちゃん綺麗だよ…。」と私の身体にキスをする。私はお義兄さんの愛撫で何度もイキ。そして、私の中にお義兄さんを受け入れてしまいました。激しく求め合ってる間も
ワタシト オネエチャン ドッチガイイデスカ?
ドッチガ キモチイイデスカ?
ガッカリシテマセンカ?
そんな想いがぐるぐる回っていて口に出そうで苦しかったです。
お義兄さんに抱かれた後、ふと「あきら君もお姉ちゃんを抱いてるときこんな気持ちだったのかな…。」と思いました。
お義兄さんと家族ぐるみのお付き合いが始まりました。
ある日、姉から電話が掛かってきました。お義兄さんの事やありさちゃんの事を聞いてきました。私は二人の近況を話すと嬉しそうでした。
私は姉とあきらさんが上手くいってないと気付きました。私は姉から電話があったことは二人には秘密にしてました。話すと私の居場所がなくなると思ったからです。
そして、姉は帰って来ました。お義兄さんに抱き付いて。今までの事を謝り、そしてもう一度3人で暮らそうと…。
お義兄さんとありさちゃんとお別れの時が来たと思うと心に穴が空いたように悲しくて泣きそうでした…。
「今さら、無理だよ。俺は今、みかちゃんと真剣に交際してる。」お義兄さんは姉を突き放した。
「私に対する当てつけ?」姉は言うと。
「そうじゃない。純粋にみかに惹かれたんだ。ありさにとっては母親かもしれないけど、もうムリなんだ…。みかが一番好きなんだ」お義兄さんの言葉にショックで姉は家を出ていきました。
「本当に良かったんですか…。」
「初めに言ったじゃないか。でも、ゴメン。ゆみかと比べたこともある。」
やっぱり…。「比べれば比べるほど、俺の中でみかが大きくなって。もうみかだけしか残ってないんだ。」そう言って、わたるさんは一晩中私を求めてきて、私もわたるさんを求めました。
わたるさんは役所に離婚届を出し、うちの両親に結婚を前提で交際していると報告してくれました。ありさちゃんにもママになると言うと喜んでくれてママ!ママ!と呼んでくれます。