「昨日、私ナンパされちゃったんですよ!」と雑談に来た経理課の後輩ちゃんが言った。「風俗の勧誘とかホストの呼び込みちゃうん。」と同僚が毒を吐く。「違います。ガチなナンパです。ミオさんと買い物中に声掛けられて~。」
えっ?一緒に買い物行ってたんだ?
「いや、ソレ自分の実力ちゃうやん!」
「それで声掛けてきたヤツとお茶したん?」
「ミオさんが『ごめんね。カノジョ、アタシが先約してんだよねw』って言ってくれて、めっちゃカッコ良かった~。」と妹の口調を真似して言った。
後輩ちゃんは俺の方を向いて「りょうさん妊娠おめでとうございます!」
「えっ?マジで?ミオちゃん妊娠したん?!」
「はい。ナンパしつこくてミオさんが『アタシ、コレなんで他あったて貰える。』ってスマホポーチの妊婦マーク見せたら相手も退いちゃって。」
「うわっガチでショック。ワンチャンあるかもって思たのに。」
「妊婦さん外出させて大丈夫なん?」
「知らなかったです…。ミオさんに化粧品や服一緒に選んで欲しいってLINEしたらOKって。ミオさんも『ずっと在宅だから、気分転換で外出って良いんだよねw』ってぇー、もう神ってて~。メイクとかも教えて貰ったんですよ~。」
とマスクを外す。「なんか何時もよりエエやん。マスク外してもガッカリ感ないわ~。」「そうなんですよ!『流行りのメイクより似合ってるメイクで。目より唇や頬をキレイに見せた方がいいよってミオさんがメイクしてくれて~。』」と自撮りした画像を見せてくれた。妹も一緒に写っていて、友達と一緒と言うよりまるで推しのアイドルと写真撮ってるような表情の後輩だった。
「うわっ。ミオちゃん髪の毛ショートになってる。大人っぽくてエッローw」
写ってる妹はオーバーサイズの白いジャージの上を着ていて露出は無くエロくは無いが…。
後輩の周りに人集りが出来る。
「めっちゃ似合ってるしカッコいいんです!。落ち着いたピンクのハイライトで…短めのネオウルフでー…カットモデルしててお店のHPに…。(以下略)」
まるで自分の事かの様に話す後輩ちゃん。興奮し早口であまり伝わらなかった。
仕事を終え帰宅する。ドアを開けると妹が駆け寄りバグとキスをしようとするが「ちょっと待って!」と手洗いとうがいをする。
「りょう君シンケ―シツになりすぎ」と不満がられる。その後、軽いハグとキスをし、晩御飯を食べる。「昨日、後輩さんと会ってたの?」と聞くと「うん。気晴らしにデートしちゃったw。」「ナンパされたって?」「あーー。でも声かけられたのアタシじゃなくて後輩ちゃんだよw。カワゆくしてあげたからねw。彼女の実力さw」と躱された。
「で、これ後輩さんから。」と安産祈願の御守りを渡す。「えーーー。嬉しー。早速着けよw」と鞄に着ける。御守りが二つになった。
「後輩さんや同僚とかオシャレって褒めてたよ」と言うと「えっ?別におしゃれする必要なかったから、てきとーだったんだけど…。」と言っていた。
ベッドで二人向き合って寝る。妹の下腹部を触る。「この辺?」「もうちょっと下かな~。そう、その辺りw」俺は優しく撫でる。妹のお腹はまだ変化はなく『妊娠してる?』って感じだ。「なんか変な感じだねw。りょう君とアタシが交ざった命が育ってるってw」
妹は俺の方に寄って来て逆腕枕をし、脚を身体に巻き付けて抱きついた状態になった。「シムスの体位」って妊婦さんが楽な寝る姿勢らしいよw」と抱き枕と化した俺の首筋をチュッチュッとキスしてきた。妹の身体の密着が禁欲している身体には酷で思春期の如く直ぐ反応してしまった。俺の身体を愛撫しながら器用にペニスにコンドームを被せる。そして妹は寝間着のショートパンツを脱いでその体位のままペニスを挿入する。「大丈夫?」と聞くと、「うん。へーきw」ゆっくりとなるべく浅くピストンを行う。禁欲を続けていたペニスは敏感で三擦り半で限界を迎えてしまう。妹からペニスを抜くとコンドームに大量の精液が溜まっていた。
妹はお掃除フェラしてくれようとしたがゴムの臭いが受け付けなかったので断念した。
自分だけイッてしまった不甲斐なさに「ごめん」と謝ると満足そうに「ぜんぜんw。」と俺に抱きつき「お口直しw」とクンクンと俺の身体の臭いを嗅ぐ「エッチした後、りょう君の匂い嗅ぐの好きw。」「臭くない?」「ううん。落ち着くしずっと嗅いでてもOKw。」と言ってくれた。
翌日、後輩に「ミオが御守りすごく喜んでカバンに付けてた。」とお礼をカバンと一緒に自撮りした画像を見せると「ミオさん付けてくれてるんだ~。嬉し~。りょうさん!その写真送って下さい!」と言われた。
その後、同僚、後輩達から4個御守りを預かり妹のカバンに御守りが7つまで増えた。まるで推しのマスコットをじゃらじゃら付けてるような感じだった。