私 洋介25歳 妻 杏23歳
今とある地方都市で2人で暮らしています
「妻」と書きましたが、婚姻届は出せてません
2人の間では夫婦になっています
僕達が結ばれて7年が経っています
地方の大学に進学した18歳の夏休み、高2だった杏が泊りがけで僕のアパートに遊びに来ました
駅に迎えに行きホームで待ってました
やがて電車が到着し、杏が降り、僕を見つけると一目散で駆け寄って来て抱きついて来ました
生まれてからこんなに離れたことがなかった2人でしたから僕も杏に会えて嬉しくキツく抱きしめ返しました
すると杏が泣いてます
「どうしたの?」「お兄ちゃん、お兄ちゃ~ん!」
顔を覗き込むと涙目で
「寂しかったよぉ~、会いたかったよぉ~!」
杏が堪らなく愛おしく頭を撫で撫でして
「お兄ちゃんも会いたかったよ、杏に」
自然に、ごく自然にキスをしていました
杏も自然に受け入れてくれました
杏が小さい頃、よくチューをねだって来てしていた時以来のキスはそれとは全く違うねっとりとした熱いキスでした
人が行き交うホームでしたが気にもしませんでした
「へへっ、久しぶりのチューしちゃったね」
潤んだ瞳ではにかむ杏
「やだった?」そう聞くと
杏は大袈裟に頭を振り
「ほんとは、ずーっとしたかったんだよ、お兄ちゃんとキス、、、」
「いつから?」
「ずーっと前から」
「そうか、じゃあ、こっちにいる間、いっぱいしような」
「うん!する~(笑)」
でもそれは、キスだけだとは2人とも思ってはいませんでした