男の子って、おもしろい。
冷たくなって、思春期だもん仕方ないかなってあきらめてたら、またいつの間にかなつくようになって…
ちょっと大人っぽくなってきた、たくましくなりはじめた背中を眺めてたら、うれしくなって、ついつい甘えてたら不意に抱きしめられてあせったようにキスされて…。
わかってたんだ…。
ママを見る目がフツーじゃなくなってたこと。
目がおっぱいにばかり向くようになって、見つめる瞳の中に子供じゃない光がひかっていたことも…。
わかってたから、わざと胸元の開いた服ばかり着て、うんと可愛い声を出して甘えてたんだ…。
怖さとかなかったよ。
後悔もなかった。
ただ、うれしくて、可愛らしくて、ずっとこのままでいられればいいのにとしか思わなかった。
主導権は私にはなくて、いつも向こうから誘ってくるのを待つばかり。
もどかしいと思うときもあるけど、やっぱり自分から誘っちゃいけない私だけのマイルール。
だから、嫌われないように一生懸命ダイエットしたり、うちの中でもせっせとおめかししたりして、それなりにがんばってる。
そんな苦労が今の私には楽しいし、あの子の喜ぶ顔を思い浮かべるだけで胸がときめいて頬が熱くなってくる。
いけないことってわかってるけど、そんなのどうでもいい。
あの子に可愛がってもらって、あの子にいっぱい意地悪されて、あの子の唇を身体中に受けたら、もう世間のことなんてほんとにどうでもよくなってくる。
自分の子供とするセックスには、そう思わせてくれるだけの気持ちよさと幸せがある…。