会社勤務中の夕方5時過ぎに、母から携帯に連絡が入った。この時間帯は多忙を極めているのだが、豊橋の母親、何事かと慌ててデスクを離れビルの階段まで行った。折り返し母に連絡を入れたらノンビリした口調の母。一安心した。
今日の午後から上京してきている。研修が終わったので、俺のアパートに泊めてほしいとのこと。母は、松阪屋デパートで化粧品売場の販売主任をやっていた。今回は表彰されて〇〇堂主催の表彰研修会に出席とのことらしい。会社がホテルを準備してくれているが、知らない人と相部屋なので俺の部屋に急遽泊まりたいとのこと。夕食は、表彰式で食事が出るので済ませて来るから大丈夫と言っていた。
母が俺のアパートに来るのは初めてなので、最寄りの調布駅に出迎えに行かなければならない。バタバタと仕事を早めに切り上げ、約束の調布駅で、待つこと30分。約束の9時から母を待った。母が階段を降りて改札口に現れた。大きめのブランドのボストンバッグに紺のスーツ、純白のブラウス、流石に長年の美容部員してたので中々洒落た熟女に見えた。バッチリ化粧しているし、息子の俺が不覚にも色気を感じてしまったのは、自分でも不謹慎だと思った。
あらあ久しぶり、元気だった?忙しいのにごめんね 母
うん、忙しいことは忙しいけど。ママ結構いい女だし 本音半分からかった。
うんまあ。暫く東京で暮らしてるうちにお口がお上手になったこと じゃあ今晩ママを口説いて見る? 母
俺は、邪心を見透かされた気がして動揺した。
冗談やめてよ表彰式でビール入ったの?
少しだけネ。と母がケラケラっと笑いながら、俺に腕組みをしてきた。お堅い母だけど砕けたところもあって急速に妖しい雰囲気が漂ってきた。半信半疑だった俺に追い打ちをかけるように次の展開が始まった。
どこか薬屋さんかドラッグストアないかしらと 母がキョロキョロする。
あるあそこ何買うの 俺
ちょっと待っててと母はボストンバッグを俺に持たせると、店内に駆け込み二、三分で直ぐに戻ってきた。
何買ったの 俺わ
これ!紳士の嗜み 母
黒っぽい箱を俺に渡した。何とコンドームだった。うやむやになりそうな気配を察した母が俺に決断を迫ったのだ。どうも母とのセックスが確定してしまったようだ。ぺニスが異常に勃起してブリーフの中で射精しそうに膨らんでいた。興奮し過ぎると人間押し黙ってしまう。
歩きながら母との会話が全く入ってこない。パパがとか恵美ちゃんがとかおばあちゃんがとか、家族の近況らしいが、俺はあそうとか、うんとか返すだけ。続