姉貴(30)そして俺(26)
姉貴は結婚前提の彼氏と同棲して3年になる。 そして俺は姉貴の同棲先とは少し離れた場所で一人暮らしをしています。
その日、翌日休みの土曜日。(日付けが変わって日曜日)深夜0時30分頃、俺のケータイ電話が鳴ったかと思いきや、その相手は姉貴からだった。
電話に出てみると、「ちょっと泊めてw 近くまで来て飲んでたんだけど終電逃したwww」と騒がしい背景音の中、陽気な声で厚かましくも、俺の部屋を宿替わりにしようとしてきたのである。
迎えにこい。と、指定された場所は車で20分の距離だった。俺は(めんどくせぇ・・・)と心底、そう思いながらも軽自動車にエンジンをかけ、姉貴に言われた駅のロータリーまで迎えに行く事になったのだ。
駅のロータリーに到着すると、姉貴が同年代っぽい女4,5名とワイワイとおしゃべりをしており、どうやら同級生の結婚式であったそうである。
俺の軽自動車を発見した姉貴は、すぐに友達に別れを告げ、大きな(2次会のビンゴゲームで当たったという)紙袋と、結婚式の引き出物を車内に放り込み、自分は助手席へと座って「Go~~~!」等と言ってくるのであった。完全に酔っぱらっている姿だった。
ただ、ここだけは大げさと思われてもいいくらい、強く主張したいのだが、その酔い方というのは普通ではなかった。
車の中から家につくまで、マシンガンのように馴れ馴れしく俺にしゃべり続け、今日きているドレスがどう、友達の〇〇が超ウケたw という当たり障りのない話題から、突然、訳の分からぬ暴露話
「(前略)実はその時、私と〇〇付き合っててさw んでね、今日、その〇〇も来てたんだけど、絶対私を持ち帰ろうとしてたんだろうなw 久しぶりにお前とHしたいアピールが凄くてさwww 結婚前提の彼氏おるっちゅーねんww」等と、弟に対して自分の過去の男性経験を特定されるような、そんな下ネタまで繰り出してきているのには驚きを隠せなかった。
それもそのはず。姉貴はこんな感じの、ハッチャけたキャラの持ち主ではないと思う。弟からしても、それなりの流行を追いかけ、それなりの人生(男性)経験もあるだろうが、内面に関しては一般的な30歳なんじゃないかって思っている。
そんなイメージを持っている俺ではあったが、この時の「度の過ぎた酔い方」っていうものには俺にとっても初めて見る姉貴の姿でもあるし、この時が最初で最後であると思う。
そんなドのつく酔っ払いを連れて帰った俺は、とりあえず姉貴を寝かせる場所である場所を作る事にした。(酔っ払いはさっさと寝てくれたほうが楽)
俺がいつも寝ているベッドの下に俺が普段つかっている掛布団を敷いて布団変わりに広げ、後は適当にクッションを枕かわりに頭元に置き、季節的にも暑くもなく、寒くもない季節だったので、かけ布団は無しで適当にゴロ寝しましょう。というスタイルを作った。
すると姉貴は「ビールか何かないの?」と、勝手に冷蔵庫を漁りだし、俺の秘蔵のプレ〇アムモ〇ツを勝手に開封し、缶のままグビグビと飲みだすのであった。
姉「ふー疲れたw」
と一息ついたのか、まとめていた髪の毛をほどきだし、つけていたアクセサリー類を外し、この先の行動は意外であったが、俺の目の前で着ていたピンクゴールドのドレス(結婚式の参加者用の)を脱ぎ始めたのである。
俺も一瞬「おいおい、、ここで脱ぐのかよ・・・」と喉まで声が出たが、よくよく考えてみればドレスのまま寝るワケはないわな。。と思った。かといって姉貴用のパジャマなんて用意してないし、どうせ酔っ払いのする事だし、本人が恥ずかしくないならそれでいいや。「どうせ俺はジロジロ見ないし」というつもりでこの際、放置しておいた。
すると姉貴は、上はキャミソール。下は光沢のある真っ赤なパンツとベージュのストッキングの姿になり、そしてストッキングも最終的には脱ぎ捨てた。きっと自分の家ではこんな格好で居るんだろう。そんな感じだった。
そして俺の事など、まるで空気のように「鏡ない?」と俺が手渡した鏡をみながらメイク落としをしテレビをみて「はははww」と笑っているのである。
姉貴が同棲を初めて、ほぼ同時期に俺一人暮らしをはじめ、姉貴と一つ屋根の下で生活をしなくなって早、3年になるが、姉貴が変わってしまったのか、それとも一時的に酔っているだけなのか、この時だけの瞬間では判断が出来なかった。
ただ、ここまでの中でまだ触れておらず、ここだけはしっかりと書いておきたいのは、姉貴の顔はともかく(普通)として、スタイルだけはめちゃめちゃいい女である事は、この先の展開を追体験するのに重要ではあると思う。
これは本来、血の通った兄弟姉妹に性的感心を抱かないようにプログラムされている「弟」の立場である俺も、姉貴のスタイルだけは高得点を与えたいと思っている。
何と表現したらいいのか分からないが、威圧感。のようなものがあるのが姉貴の雰囲気であると思う。その理由としては、普通の平均的な日本人女性の、1.3倍くらい全てのステータスが高い。
というのも、全てにおいて、平均より身長もやや高い。胸の大きさもやや大きい。腕の長さ、足の長さ、あらゆる部分が平均より1.3倍くらいあるのである。つまり、外国人のような、そんなガッシリといえば失礼かもしれないが、しっかりした女性!っていう体躯なのであった。(オヤジの遺伝を受け継いだのだと思う。オヤジも背が高く、ガタイがいい)
叩けば折れるような、か細い女の子が多い日本で、スタイルだけは、弟である俺からしてもなかなか目の保養になるものを持っていることから、そんな姉貴がキャミソール、パンツ姿でいてくれる事には、性的な意味を省いたとしても、決して悪い気はしなかった。それがこの時の正直な気持ちだった。
話を戻そう。
メイク落としが終わり、ビールも飲み干し、見ていた深夜番組が終了し、やっと寝るモードになってくれたかと、俺は姉貴の背中が見える位置でベッドの上でスマホを触っていたが、すると姉貴はクルン!と体の向きを俺に変え、「冷蔵庫の中に日本酒はいってたでしょ。小さいビンのやつw のんでいい?wwww」と俺に聞いてくるのである。
「いいよ。飲んでも」と呆れながらいうと、「やったーw」といい冷蔵庫のドアをあけ、また俺の秘蔵の酒に手をかける姉貴であったのだ。
だんだんと俺も、(今日はもう普通に寝れないな)と諦めの心境になり、俺もギンギンに冷えた日本酒を飲みたくなって、それにお呼ばれ(というか俺のものだけど)する事になったのだ。
だが、この時の姉貴は、再三ではあるが、やはりどこかおかしかった。冷酒を飲みながら話をする間、ずっと「オトコの話」しかしてこないのである。そのオトコの話といっても、リアルな感じで「オトコって相手に彼氏がいるとか、旦那がいるとか、あんま関係ないんだろうね。友達の結婚式だっていうのに、2次会になった瞬間、何人かにこの後二人で飲まない?3次会行かずにさw とか誘ってこられたよ。絶対、酔わせて持ち帰ろうとしてるよね」等というのである。
「そんなもんなんかね?というかすぐヤらしてくれそうに見えたんじゃね?」と、適当な返事をしていると、姉貴は驚きの暴露をしてきたのだった。
「あ、ちゃうちゃうww 私が原因かw 実はさその中に元彼もいて、3次回のカラオケの時にこっそり抜け出して気持ちい事してあげてさwww だからこそ、今日はコイツを持って帰れるぜw って思われたのかなwww」
(おいおい。さっきまでは完全に拒否してたみたいな言い方だったが、話が変わってきたぞ)と思った。
俺「え?w 気持ちい事ってなに? 結婚式に元カレがいて、その元カレになにかやったってこと?」
姉「うんw 3次会でトイレに出た時にばったり、トイレから帰ってくる元彼と廊下で会ったんだよねー。すると「近況どう?」とか聞いてきてさ、それでカラオケ店の非常階段で話す事になってさw そしたら「久しぶりにあったら昔を思い出してムラムラしてきた」とか言うんよw というかさ、これ不思議だわーw 実は私もその時ね、何か同じ気分だったのよねw で、相手が頼んでくるから、じゃ久しぶりに口でやってあげましょか?みたいな感じになってさw ははは~ww」
俺「で、その場でしたと」
姉「うんww 責任もって最後の出るまでww」
この時点でありえない内容を話していたと思う。俺は姉貴の一方的なマシンガントークに聞きに徹するしかなかったが、こういった生々しい話を今に至るまで、俺は姉貴とかわしたことが一度もなかった。
俺「でも、今の結婚するっていってる彼氏の事とか頭よぎんなかったの?」
姉「それがさ、その彼氏がいるのにー!っていう気持ちが、なんか余計に悪事に手を染めさせるというかw たぶん、酔っぱらってるだけなんやと思うけどなーw いや、でも相手も悪いよ。奥さんいるって言ってたしw」
俺「ほー」
姉「だからめっちゃ今、ムラムラしてるわーw」
俺「は?」
姉「だって向こうはスッキリしたかもしれないけど、コッチはなにも気持ちい事されてないんだよ。当然じゃない?」
俺「いや、もうわかったから。寝てw 俺、風呂入るわ。」
そういって俺は、これ以上は付き合ってられん。と思い、風呂にはいって汗を流して寝ようと思った。あるいは、俺が風呂に入っている間に、姉貴は疲れて寝てくれるだろう。くらいに思っていた。
だが・・・再三どころか、再四くらい言わせてほしい。この日の姉貴は尋常ではなかった。
俺が風呂場へと入り、小さな風呂用椅子に腰かけて頭をシャンプーしていると、背後からガラッという音と同時に、冷たい風が同時に入ってきたのである。
俺「何?!」
すぐさま振り返ると、そこにはハダカの姉貴が立っていたのだった。
姉「私もお風呂はいるー」
もう信じれなかった。さっきまでのエロトークでも散々、異常っぷりを見せつけられたが、この場に及んでハダカで風呂に入ってくるとは。
そして同時に思うのは、もしこの時に「何入ってんだよ!!!出ていけよ!!!」と無理やり姉貴を風呂場から追い出せば、この後の展開は無かったといっても間違いないと思う。
その時の俺の判断は、ただでさえ深夜の1時に、ただでさえ声が響く風呂場で、女の声を持つ姉貴とギャーギャー会話を重ねたくないという気持ちと、(ここまで酔ってたら対処の方法がない)という諦め感。そして俺が姉貴を追い出す為に椅子から立って身体の向きをかえたら、姉貴にフルチンを見られてしまうという事があって、「寒いからドアしめろって」と無視して俺は引き続き髪の毛を洗う事に集中したのだった。
すると姉貴は、「背中ながしたるわーw」と言いながら、俺の背後に陣取り、足元に転がっていた背中流しようのタオル(ジャリジャリしてるやつ)にボディーソープをつけて、ゴシゴシと俺の背中を洗ってくるのであった。
(なにやってんだ・・・・)と頭の中は?マークでいっぱいだった。姉貴からの1本の電話が鳴る前までは、平凡な毎日の時間を過ごしていたのに、アレからこの今の現状はどういうことだ。?マークしかなかった。
そして俺は髪の毛を洗い流すと、予め張っていた湯(姉貴からの電話がなければ、もっと早くに入っていた)に姉貴側をむいてフルチンが見えないように入り、というか湯舟に隠れ、そして俺はその中で姉貴が出るまで湯につかっておこう。と思った。
すると姉貴は気持ちよさそうに立ったまま、シャワーで髪の毛を洗い流し、そして顔を洗顔であらい、ボディーソープで身体を洗い流すのである。
不思議と、俺はその姉貴の裸体をじーー。と見ている俺がいた。(というか、無機質な風呂の壁をじーっと見てても何もないので)
するとだんだん、慣れてきたっていうか、これも不思議な感覚なんだけど、そこまでゴチャゴチャ言わなくてもいいか。みたいな気持ちになっていた。(どうせ、翌日なったら記憶ないとか言い出すだろうし)という後押しが俺のゆとりを生んでいたのである。
そして全て身体を洗い流した姉貴は、そのまま風呂場から出ていくのかと思いきや、俺が入っている湯舟の中に自分も一緒に入ってきて、すると一気に風呂場の水があふれて出ていくのであった。
俺「ちょ、、ww ほんま俺の邪魔ばかりしてwww」
姉「なにが邪魔ー?w」
そして俺は風呂場から先に出たのである。もうフルチンを見られるとか、そういうのは気にせず。
そして俺は姉貴の事を空気だと思い、そこには幽霊がいると考え、いつもどおり衣服を着て、いつもどおり髪の毛を乾かし始めた。すると姉貴も風呂から出てきたはいいが、着る者がないのでさっきまでつけてたキャミソールをノーブラで着用し、そして赤パンツをはいた状態で脱衣所から出てきたのである。
姉「これ飲んだら寝よっと」
と言いながら、まだ余っていた冷酒を飲み干し、そして俺はベッドで寝るつもりで横になっていた。そして俺は「電気けすよ」とリモコンで天井照明を消し、、、この奇怪な一日がやっと終わる。。。と俺はつかのまの休息に入っていったのである。
確かその土曜日というのは俺は通常通り、仕事に行っていたと思う。そしてそろそろ風呂はいって寝ようかとしている時に姉貴から招集され、普段飲まない日本酒なんて飲まされたものだから、泥のように眠っていたのであった。
だが体内時計は狂ってはいなかった。電気を消して1時間も経っていないかったと思う。俺は薄い眠りの中、「ありえない感覚」でもって、目を覚ましてしまうのである。
俺がそのありえない感覚を感じたのは、下半身になにか、モゾモゾする感触を覚えた事が始まりだった。
最初の数秒~10秒くらいは何が起きてるのか分からなかった。だが、明らかに俺の陰部が、、、、俺の陰部が、、、、フェラされているのである。
何だ・・? と思い、俺が目を開けてみると、そこには電化製品のディスプレイが照らす、ほぼ真っ暗といっていい空間の中、俺の下半身に人間の頭らしきものが乗っかっており、その頭らしきもののは、その口の中に、俺の陰部をくわえこんでいるのであった。
ここでも俺はまた失敗を重ねた。いや、すでに運命は決まっていたのかもしれない。
もしここで俺が、「おい!!!!!」と怒号をあげて起き上がり、無理やりにでも姉貴に服を着せて実家か、同棲先に送り返せば(飲酒運転にはなるが)この先の展開にはならなかったと思う。
俺は既に書いたが、最初の数秒から10秒くらいは、訳がわからなかった。寝ぼけていたともいえる。
そんな何とも言いがたい少しの混乱の中でも、はっきりと俺は自分の下半身が(姉とはいえど)女の口の中に入れられて、モゴモゴと動かされているという、肉体的な意味での物理的快感も同時に覚えてしまったのである。
そして俺が目を覚ましてからは、しぼんんでいたはずの!!!陰部はムクムクと起き上がってしまい、、逆に俺が目を覚ましている事を姉貴に察知される事のほうが、恥ずかしいんじゃないか。っていう気になったのだった。これはもう、一瞬の判断の事なので、俺には制御のしようがなかった。
(なにやってんだよ・・・・)と俺は、寝たふりを決め込んだ。そのうち、飽きてやめてくれるだろうという、そんな期待を残しつつ。
だが姉貴はやめようとしなかった。無言で、ムグ・・・モゴ・・・ンパッ・・・と小さな音を立てながら、俺の陰部をトランクスの裾から取り出して、ずっとしゃぶっているのである。
寝たふりをしている俺。だが下半身はギンギンに起きている俺。
すると姉貴は、もう俺が起きてると思ったのか、それは分からない。あるいは、俺が寝ていたとしても、起きても構わないと思ったのかもしれない。
普通に、ジュル!!ンパ!!!ジュプ!と音を立てながら激しいペースとなっていき、俺はこの姉貴のフェラテクに射精だけはしまい!!という決意が決壊しそうなのを感じ始めた。
そして、俺の中で何かが切れた。 (もういいや。相手がそう望むんなら)と。
そして俺は姉貴にフェラをされながら、さっきまではイクまい。と陰部に力をいれて精神を統一していたが、途中あきらめてからは、もうケツの力をぬいて、むしろ、姉貴の口で射精しようという形でリラックスし始めた。
すると姉貴のフェラテクが相当だったというものあるが、すぐにドクドク感が昇ってきて、、俺は姉貴の口に一発目の精液を発射してからは、2発目、3発目、4発目と容赦なく突入させてしまったのである。
姉貴は俺の精子が出た瞬間「うっ・・」と少し声をだしたが、そのあとはすぐに冷静に最後まで口の中で搾り取り、あとは落ち着いてテーブルに置いてあったテッシュに丸めてゴミ箱に破棄したようだった。
そしてコレでもう終わったのか・・・。と思いきや、姉貴は俺の目がさめているのを気が付いていたのだろうか。小さい声で
「いれるー」
つぶやいた後、俺にはその黒い影が暗がりになれた目ではっきりとみえた。姉貴はパンツを脱ぎ、俺の寝るベッドの上に上がってきたのである。
(このままでいいのかよ・・・・・)と思ったが、俺はもう思考停止していた。
姉貴は俺の上を騎上位の形でまたいできて、そして射精後の70%くらいの勃起力の陰部を手に取って、自分の中へと受け入れた。そして腰を落として、、、、とうとう、、、、俺は姉貴と結合してしまったのである。
姉貴は暗闇の中、無言で腰だけを振っていた。もちろん喘ぎ声が出そうなところではあったと思うが、このシーンとした深夜の壁の薄いマンションで、アンアン!と大声をあげるの事には配慮していたのかもしれない。
結果、俺はずっと姉貴に騎上位の形で腰を振られる事になり、いれてからの射精の合図は、俺が姉貴の腰をパンパン!と柔道の「まいった!!」みたいな感じで無言で伝える事になった。
姉貴は俺に叩かれてからはすぐに俺から脱出し、そして俺の陰部を手コキした。するともともと射精しようとしていた俺の陰部は、姉貴の手コキによって放置射精ではなく手コキ射精によって、わりと気持ちよく出すものを出せたと思う。(下っ腹が汚れたが)
全てが終わると、また俺は無言でシャワーをあび、下半身のみ洗った。そして俺はシャワーから上がって寝た。
俺が風呂から上がると、姉貴もシャワーを浴びたようだった。そして姉貴もシャワーを浴びて寝てしまったようだった。
翌日、案の定姉貴は「あれ、、なんでここで寝てんの? 家かえったはずだけど・・・」と嘘か本当かしらないが、そんな反応を見せていた。
俺は「昨日、酔っぱらて迎えにこいっていって、迎えに行ってそのまま俺んとこで寝てるよ」と言っておいた。
それ以来、あの夜の事実を、俺と姉貴の間で振り返る事も、話題にすら上がる事もない。
ほんと、一瞬の出来事。電光石火の出来事だった。なにも脳内で整理したり、正しい判断が出来ないまま、あっという間にやってしまったという印象しかない。
とりあえず今に至るまで、これで姉貴との距離感が変わったとか、そういうものは一切ない。ただお互い、封印している。墓場まで持っていき、二度とぶりかえす事はない歴史にする算段なのだろうと思う。
以上。