中学二年、夏休みに入って数日たったあたりのときでした。
部活後、友達と遊びに行く予定が、友達の都合によりキャンセルとなり、仕方なく家に帰ったとき、見たことのあるスニーカーが玄関に並んでいました。
母は仕事に行ってるはずと思っていた俺は、何気なく母の部屋を覗くと、そこに見たのは信じらんない光景でした。
小学校時代からの友人で、この夏、親の都合で引っ越す予定のA、そして母が、エアコンかかった部屋で、二人とも素っ裸で寝ていたのです。
布団の回りには大量のティッシュが散乱し、結ばれて使用済みになったコンドームまで散らかってました。
呆然と立ち尽くす俺、疲れ切ったかのようにスヤスヤ寝ているAと母。
俺は、買ってもらったばかりの携帯をポケットから出し、数枚の画像を撮り、家を後にしました。
近所の公園でその画像を何回も見直し、その現実が頭に焼き付かれました。
Aは前から言ってました。
「お前のお母さん、美人だよな~」
確かにそうでした。
女優の松下由樹さんに似ていると、近所でも評判の母、スタイルも良く胸も大きいし、でも俺は母を性的視したことはなく、母は母親以外、何者でもありませんでした。
母に告げた帰宅予定時間が近づいたとき、Aは公園の向こうを自転車で走っていました。
家に帰ると母は普段通りでした。
部屋に行き、再び画像を見ると、母の寝ていても盛り上がっている胸、むっちりした太もも、逆三角形の陰毛、それは過去に見たエロ本ヌードのモデルさんなんかより生々しく、いやらしく感じ、そのとき初めて母を性的視したと思います。
なんでAとあんなことを、広島に引っ越していくAと、頭は混乱しましたが、携帯の中の画像は、現実を物語っていました。
それから数日後、去っていくAの見送りに、友人数名と行き、見送りました。
フォルダの中の疑問は、当然聞けず終いのままです。
何事もなかったように過ごす夏休み。
俺の中では疑問が渦巻く日々でした。
母に買い物付き合うように言われ、ついていった青果店のおじさんに、母はいつものように言われてました。
「奥さん、相変わらず美人だね~」
照れるように笑う母に、また女が見えたような気がして、帰宅し、画像を見て、俺はオナニーをしてしまいました。
画像を手にして約三週間にして初めて、その画像でオナニーをしました。
夕食時、俺は母の顔を見れませんでした。