結婚して10年、38歳の働く主婦です。
私は夫を愛し、夫も私を愛してくれ、夫婦仲は周囲を見回しても比較的、良い方だと思っております。
そんな夫婦ではありますが、私には決して夫に打ち明ける事の出来ない秘密があるのです。
過去に遡る事、20数年前。
中学生だった私は、ある人の手によって処女を失いました。
ある人とは、実の父親です。
痛みよりも、悔しさと自分が汚い物になった感覚が強かった事を、今でも覚えています。
処女を奪って以降、父親は事ある毎に私を犯しました。
身体が慣れてしまうと、嫌悪感・罪悪感・悔しさといった心とは裏腹に、抑えきれない厭らしい声がその人を喜ばせ、いつしか私自身が絶頂を感じるようにすらなっていったのです。
自分が汚れ物だという思いは、どんどん強くなりました。
恋愛を遠ざけ、同性の友達さえ遠ざけるように。
それでも、高校生になってお互いに好意を抱く男子が出来ました。
放課後の帰宅途中、その男子と一緒にいるところを目撃されました。
その日、父親は執拗なまでに私を犯しました。
数日間、乳首が腫れ、乳房の痣も消えませんでした。
高校卒業後、少しでも実家から離れたくて、寮のある会社へ就職。
年に数回は実家へ帰り、父親との関係は続きました。
そんな私にも縁があり、今の夫と結婚。
夫を裏切っている事はわかっています。
でも、安寧の暮らしを保ちたいのです。
そのために、私は今も、父親との関係を続けています。