母は、私が、中学に上がると直ぐに再婚しました。
「元のお父さんとお話ししてくるから、大人しくまってるのよ」そう言ったきり、母は戻りませんでした。
それいらい、新しいお父さんは夜寝ている私に、初めは身体を触ったりしてただけでしたが、いつからか、一緒に寝るようになり、お風呂もよく一緒に入るようになっていました。
新しいお父さんを「好き」みたいに想い初めていたのか…
子供心に「この人にも棄てられてしまったら…」
といった気持ちだったのかは、今になってみるとあやふやです。
私の初めてを新しいお父さんに捧げよう、捧げたいと言ったのは覚えています。
そうした関係は、去年、父が無くなるまで、続いていました。
今週で一周忌です。
なんだか、苦しい気持ちと身体に巻き付いていた鎖がほどけたような気持ちと。
今、考えると…
父に対する気持ちは、複雑で、好きとかよりもああして応えつづけた事が、私の精一杯だったんだなぁと感じてます。
母に何があったのか?
何故、新しい父があの人だったのか?
今になって考えてみても、判らない事となりました。