五年前の夏休みのことです。
ぼくは、高校一年生でした。
細かいことは覚えていないのですが、父も妹も出かけていない昼間でした。
すごく暑い日で、エアコンを効かせてもなんだか汗がにじんでくるような日でした。
母とふたり、ありあわせの昼食をすませ、ごろごろしているうちに、カーペット敷きのリビングで、ぼくはうとうとしてしてしまいました。
なんとなく、目が覚めると、あたりは薄暗く、目の前に母の顔がありました。
やはりごろんと横になって、ぼくの寝顔を見ていたようです。
「寝ちゃった」目をこすりながら、そう言いました。
「夕立すごいよ」母が笑っています。「そろそろ起きなさいよ」
「やだ、もう少し寝る」
「また夜中にがたがたするんでしょ。お父さんが怒ってたよ」
笑いながら、母がぼくのおなかのあたりをつついてきました。
母はシャワーを浴びたらしく、顔はすっぴんだったし、シャンプーの匂いがしていました。
「やめてくれよ、くすぐったいから」手をはらいのけながら言いました。
「だったら、起きて自分の部屋にいきなさいよ」
そう言って、僕のわきばらのあたりをくすぐります。
「しつこいな」少し腹を立てたふりをして、ぼくも母の脇腹をつまみました。
「げげっ、なんだこの肉」
「やめてよ。自分なんてガリガリのくせに」
そんなことをいいながら、いつしかお互いの体をつついたりくすぐったりしていました。
ぼくは、意識したつもりはなかったのですが、やはり母といえど女性だったので、
じゃれあっているうちに興奮したのかもしれません。
気づくと、股間が硬くなっていました。
でも、ふざけているだけですから、とくに罪悪感はありませんでした。
ところが、はずみで母の手がぼくの股間にふれました。
母はわざとらしく顔をしかめて
「やだ、変なの」と言いました。
ぼくはしかえしに、母の胸をつついて
「なんだよ、じぶんだってぷよぷよのくせに」
と言い返しました。
そしたら、いきなり母が笑いながら泣き出しました。
さいしょ、ぼくが悪口をいったからかと思ったのですが、違ったようです。
なんで泣いているのかは聞けません。
ぼくは、しぜんと無言のまま母の背中をさすっていました。
「ありがとう」
母は礼をいって、ぼくにそっとだきついてきました。
しばらくそんな恰好のままいたのですが、自然なかたちで母の手がぼくの股間をさすってきました。
もちろん、気持ちいい感触です。
母は無言です。
しばらくすると、さらに気持ちよくなってきてしまったので、
「お母さん」と声に出しました。
母は無言のまま、少し自分の腰を引く感じでなにかもぞもぞしていました。
それが終わると、またぼくの股間をさわります。
そして、こんどは、トランクスの前開きの部分から手をいれて、ぼくのちんちんをつかみました。
ぼくはまた「あ」と声を出しました。
母の手はそのまま、固くなったぼくのちんちんを、前の部分から引っ張り出しました。
ぼくは、なにも言えず、されるままになっていました。
母は指でつかんだちんちんを自分のほうに引き寄せ、自分でも腰をおしつけてきました。
そのとき、ちんちんの先にじゃりっとしたものが当たったので、母のあそこの毛だとわかりました。
めちゃくちゃに心臓がどきどきして、吐きそうでした。
ふたりとも、横向きになったままです。
母がつまんだちんちんを自分の股間にこすりつけるようにすると、ぬるっとしたところにはまりました。
母の左足は、僕の腰の上にのっていました。
母の指にぐいっと引っぱられると、ちんちんがにゅるにゅるっという感じで温かいところに入りました。
まだ経験のないぼくでも、母のあそこの中に入ったのだとわかりました。
ものすごい興奮と緊張ですが、ぼくは「あ」としか言えません。
母は小さく「うっ、うっ」と息をしています。
ぼくはすぐにがまんができなくなりました。
母にそれを言ったほうがいいのかと思いましたが、もう間に合わないと思いました。
ぼくは「あっ、あっ」と言いながら、母のなかで射精してしまいました。
母が僕の髪をさすってくれたので、僕も母の髪をなでました。
しっとりしていました。
母の背中をさすると、うっすら浮いた汗がひんやりしていました。
耳元で、母の少しあらい呼吸が聞こえました。