チンチンは血だらけ、早織のあそこも血だらけでした。
早織は怒っている、そう思いました。
『こすりつけるだけって、絶対入れられると思った』
そう言った早織は、意外にも笑ってました。
そうなんです。
僕は早織を抑えつけてたわけでもなく、最初先が入った段階で、嫌なら簡単に逃げれたはずなのを逃げなかった早織です。
わけを聞いてみました。
『だって、最初からするつもりだったんでしょ?されそうだなって、ここんところ思っていた』
そう、早織も初めてが僕なら、それでいいかと思っていたみたいなんです。
『でも妊娠とかは困るから、その辺はキチンとしとかないと』
そう言われました。
早織にも僕にも罪悪感とかはありませんでした。
性的な興味の延長でこうなっただけ、愛情とかも特に持ち合わせていなかったと思います。
それからは親の目を盗んでは早織とセックスをしてました。
最初に、僕は過去形の表現をしました。
今は早織との関係は切れています。
初めてこそ、ゴム無し外出しでしたが、それからはゴム着用をルールとして義務づけてました。
僕がそれを破ったからでした。
早織高校一年のとき、両親はまた仕事で不在だったある日曜日、早織とやってやってやりまくっていて、ついにはゴムの在庫がなくなったんです。
早織はなくなったからお終いねとなったんですが、まだやれた僕でした。
やるなら買ってきてと早織は言いました。
でも僕は買いにいく時間と手間を面倒くさがったんです。
最初のことがあったから、僕は許してくれるだろうと、強引にしたんです。
ダメだと言うのを聞きませんでした。
中にこそ出しませんでしたが、終わったあと早織が言いました。
『お兄ちゃん、約束、破ったね?もうダメ、続けらんないわ』
次からはまたきちんと買っておくからさと言ったんですが、早織の様子は許さないと言った感じでした。
今までのような仕方ないかと言う雰囲気は、かけらもなかったです。
僕はただひたすら謝りました。
でもがんとして譲らなかった早織でした。
いずれ機嫌直るだろう、そう思っていました。
けどいつまでたっても機嫌は直らず。
実は早織、中学のときからのクラスメートから交際を申し込まれていて、迷っていたらしいのです。
そこに僕のルール破り。
終わったんです。
僕も新たな道を歩もうとなりました。
今では普通の兄妹、のように振る舞ってます。