全くの個人的な話なんだけど
以前に付き合っていたバツⅠの女との話
中学二年になる倅がいてね 俺は籍を入れるつもりで付き合っていたんだけど
その倅とうまくいかなかったんだな
倅にしてみりゃ大事な母親を採られるような気がしているんだろう、と、思って
色々と工夫もして理解をしてくれるように考えてはみたんだけど中々・・・
物心つく前に母親は離婚してしまって母親と二人っきりで育ったんだから無理もない
そう思って忍耐強く接していたんだけど兎に角そうとうにヒネクレていて
それも妙に生意気に捩れてしまって口先だけは大人、心はガキのまま
そんな倅だった
ある日、女が買い物に出かけてガキと二人きりになった時だった
市営団地の狭いリビングでボンヤリしているとガキが俺に言った
「 あのさ? お母さんはもう叔父さんとはエッチしないって 」
突然なにを言い出すか、と驚いて「 なに? なんだそれ 」と聞き返すと
「 だからさあ、」ゲラゲラと笑い出した
「 だからさあ、わかるでしょ? もう大人なんだし わかんない? 」
小ばかにするように顎をしゃくって笑いながら見下ろす目つきをした
さすがに黙っては済ませられないと思い「 あまりお母さんを困らせるような事は言うな 」
そう嗜めると「 困らないと僕は思うよ? だってさ? お母さんが僕に約束したんだから? 」
そう言って笑い転げた いつまでもわざとらしく笑った
そのうちに女が帰ってきてガキも話をやめたが母親がキッチンに背を向けて夕食の支度を始めると
その横に立って今夜は何を作るのか、今切ってる魚は焼くのか?煮るのか?
何だかんだと擦り寄るように母親にくっついて離れない
そのうち何と!母親の尻に手を当てたんだ
女がその手をさり気なく払ったが直ぐにまた尻に手を置き、そして確実に「撫でた」
俺に聞こえないように倅に「 やめなさい 」とでも嗜めたのだろう
ガキがクスクスと笑いながら横目で俺の様子を伺う
( なんなんだ? ・・・・いったい、こいつらは ・・・ )気分が悪くなっていた
妙な雰囲気で夕食が始まるがサッサと食べ終えたガキがまた母親の横に座って擦り寄り肩を抱くかのように
「 お母さんも早くたべてよお~ 僕の宿題、手伝う約束でしょお~~? 」と、鼻声で甘える
問題はその後だった
母親の背中から肩越しに胸を覗き込んでとんでもない事を言ったのだ
「 あれ? 朝はブラなんかしてなかったのに~、いつのまに着けたのさ~ 」と、俺の顔色を伺う様に上目遣いで
さすがに母親も「 何言ってんのばかっ! 早く部屋に行って先に宿題やってなっ! 」と振り払う仕草でガキを離した
「 はあ~い・・・ でもお母さんも早く来てねえ~? 」もう一度ニヤリと俺を見て笑い立ち上がった
夕食を済ませ女が洗い物をしていると隣の部屋からガキが早く来いと催促をした
女が俺に先に風呂に入ってと言い下着やタオルなどを用意してくれたので風呂に入ったのだが
風呂から出て服を着ていると(泊まるつもりは無かったので)ガキがどういうつもりか俺に今夜は泊まって行けと言う
「 お母さんがね?叔父さんが帰っちゃうと寂しいんだってさ! 」 だのとしつこく言うので了解しパジャマに着替えた
暫くテレビなどを眺めていたのだがガキが宿題を終えたらしく風呂に入った
いつもの事なのだがガキは裸で風呂から上がり未だに母親が頭を拭いてパンツをリビングで履かせる習慣になっていた
見ない振りをしてはいたがガキのチンポが上を向いてヒクヒクしているのをシッカリと見てしまった
母親がさすがに慌てて直ぐにパンツを履かせたのだが、その時に俺に見せたガキの表情と言ったら・・・・
母親が風呂に入っている間にヤクルトなんかを飲んでいたガキがボソッと俺に呟いた
「 あのさあ~? 泊まっていってもいいんだけどさあ~? ・・・ 頼みがあってさあ~? 」 流し目で見下した目つきをした
「 あのさあ~? 夜中とかにさあ~? 僕の部屋を覗いたりしないって、 約束してくれるう~? 」と、分けのわからない事を言う
もちろん、と、約束をしたのだがガキが更に言う 「 本当だよね? 絶対だからねえ~~? 」 また意味有り気にニヤニヤと笑った
子供のてまえ、俺と女は別々の部屋で寝る
俺はリビングで、母親は隣の和室で、倅は玄関脇の四畳半の自分の部屋だ
いつもはガキが寝付いたのを女が確かめてイッパツ始めるのだが暫くご無沙汰していた
今夜はやれるかと、女に小声で聞いたが駄目だと言うので諦めて寝る事にしたのだった
物音か? 何故か目が覚めてしまった
覚めてみると寝しなにガキが言った言葉が妙に気になって仕方がない
「部屋を覗くな」とは? なぜ俺がガキの部屋なんか覗いたりする必要が?・・・
気になって寝付けなくなり時計を見れば夜中の2時だった
( ん? ・・・ 話声? ・・・・ )
聞耳を立てると微かに女と倅が何かを囁きあっているようだった
女が眠っている筈の部屋の襖をそっと開けてみたが居なかった
声はガキの部屋からのようだった
聞耳を立ててみると物音のない深夜の事だから小さな物音までよく聞こえるものだ
倅が何かを言うたびに女が「 ばか、・・・ しずかにして ・・・・ 」と、たしなめているようだった
(こんな時間に何を?)
あまりにも気になって仕方がない
そうっと立ち上がって足音を立てないように声のする部屋の前に立ってドアに耳を当てた
ざっ、ざっ、と布ずれの音に混じってガキの荒い息遣いが聞こえた
囁くようにガキが言う
「 おかあさんっ! ねえ、でちゃうよお・・・ 」
「 静かにっ! ・・・ だしてもいいから! ・・・・ だまってやって! 」 母親が囁いた
「 ねえ?お母さん? ・・・・ お母さん? 」
「 なに? 静かにしてよ ・・・ 」
「 もう僕とだけしかしないんでしょう? ・・・ これ、 僕とだけするんでしょう? 」
背筋にザワザワと虫が何万匹も這い上がった
何がドアの向こうで行われているのかは明白だった
「 あ、 あ、 だめ、 だめ・・・ 」
「 ばかっ! だまってっ! 早くだしなさい 」
ドアに鍵などついていない事は知っていた
思いっきりドアをけたたましく、叩き付けるように開いてやった
そこにはとんでもない絵が描かれていたのだった
蛍光灯のナツメ球の明かりに浮かぶオレンジ色に染まった裸の二人
それも、 それも、だ
こちら向きに四つん這いになった母親を後ろから犬の様に断末魔の腰使いの倅
その女の尻とガキの下腹部が当たるグチャぺチャと言う音が耳鳴りの様に鳴り響いていた
白目を剥き、額に皺を寄せて口を阿呆の様に開けた女の顔
一瞬驚いた顔を見せたものの、直ぐに気を取り直したガキは一瞬止めた腰を再び突きだし
「 いま、 出てるから あ、 ・・・ いま、 」腰を突きまくる
「もうっ!! ばかっ!! 」そう叫んで立ち上がって息子を振り解くと俺を突き飛ばしてリビングへ走る母親
座り込んだガキがチンポから白く濃い精液を垂れ下げたまま俺を見てニヤニヤ笑っていた
逆切れか?
女が俺の服を丸めて投げつけた、 そして驚くほどのデカイ声で叫んだ
「 チックショーーッ!! 出ていけえーーーっ!! 」
「 だから覗かないでって、 言ったのに 」
薄ら笑いをしているだろうガキの声を背に、パジャマのまま市営団地の扉を開けると
階段を駆け下りていた
二年前の情けない話です