私28歳、母55歳、父60歳。
私は母を女性として愛していた。しかし、その想いを伝えるつも
りは無かった。こんな事にならなければ。
先月の20日、一人暮らしの私のマンションに母が訪ねて来た。
事前に連絡も無く、ただ事ではない様子の母は部屋に上がるなり
泣き崩れてしまった。話を聞くと病院の検査で乳癌が見つかった
らしい。手術で右乳房全摘出するとのこと。私は父との折り合い
が悪く、家出同然に一人暮らしをはじめてから殆ど実家に戻って
いなかったが、こんな事になるならもっと母と一緒にいれば良か
ったと後悔した。
その日、母は私の部屋に泊まることになり、二人で夕食を食べた。
久しぶりに食べた母の手料理に自然に涙が溢れた。
夕食後、「母さんの胸を見ておいて。来月にはもう無くなるから」
と言う母の言葉で一緒に入浴することになった。趣味でマラソン
をしている母の体は引き締まっていて、張りのある乳房と薄いベー
ジュ色の大きな乳輪が目を引いた。
「触っていい?」と私が聞くと、母は無言で頷いた。私の手が触れ
ると母は目を閉じた。ゆっくりと揉み感触を確かめると、右の乳房
にしこりを感じた。私はこの胸が失われると思うと頭が真っ白にな
り、気が付くとむしゃぶりついていた。母は抵抗せず両手で私の頭
を撫でていた。しばらくすると乳輪に埋もれていた乳首が硬くなり、
母の息も乱れはじめた。私の陰茎はすでにはちきれそうに膨張して
母の太腿に先走りを擦りつけていた。
母さんは「もう上がりましょう」と言うと体を離して浴室から出て
行った。私が慌てて後を追うとバスタオルを巻いた母がベッドに腰
掛けていた。私が近づくと、「母さんね、もう生理こないから」と、
私の陰茎を握り「大丈夫だから」と言った。そこからは夢中で記憶
も曖昧になる。乱暴にバスタオルを剥ぎ取り、母をベッドに押し倒
すと足を開いて黒々とした陰毛に顔を埋めていた。そこはすでに潤
っていて、私は啜り舐め上げていった。耳にはうるさいほどに自分
の鼓動が聞こえていて、遠くに母の押し殺した様な声が聞こえてい
た。どれくらい愛撫を続けていたのか、母を貫いた時にはお互い汗
だくになっていた。母の中に入ってすぐに果てた気がしたが、私の
陰茎は硬さを失わず、長い間母の体を蹂躙していた。母も信じられ
ないほどに乱れ、ベッドは二人の汗と体液で水を撒いた様に濡れて
いた。
いつ眠ったのか、目を覚ますと隣に母はおらず、テーブルに書置き
があった。そこには母が抱かれるつもりで私の部屋に来た事や、前
から私の母への気持ちに気づいていた事などが書かれていた。母も
今回の事で自分の気持ちに気付き、綺麗な体のうちに私に抱かれよ
うと思ったらしい。最後に、父に相談してしばらく私の部屋に居よ
うと思うと書かれていた。私はすぐに会社に連絡して一週間の有休
をとった。
それから一週間、私と母は毎日愛し合った。母は今、実家で入院の
準備をしている。これからは出来るだけ母を支え、愛していきたい
と思う。