彼女の浮気発覚で大ゲンカ。
「つまらない男!」
自分から問い詰めたんだけど、別れた事実に凹む・・・。
友達が働いてる居酒屋に直行。
深夜の閉店時間まで飲んでベロベロの酔っ払い誕生。
フラフラで徒歩15分くらいの姉ちゃんのアパートへ。
姉ちゃん寝てたのに酔いつぶれた俺を介抱してくれた。
泣きながら愚痴り、更に飲む俺に付き合ってくれた。
・・・次の日の昼前に起きたら俺、裸だった。
全然・・・いや、ほんの少ししか記憶が残ってない。
残ってるのは・・・横に座る姉ちゃんの肩を抱き寄せた事。
そして・・・女を抱いたっていう感触。
覚えてない。
あまり実感がない。
起きたとき姉ちゃんは居なかった。
帰ってきたのは夕方。
俺はそれまでただボーっと待ってた。
姉は俺がまだ居る事に少しだけ驚いてた。
「俺・・・昨日何かした?」
「・・・何もないよ。酔って寝ただけ。」
「そっか・・・。」
嘘が下手な姉ちゃん。
でも、何も無かった事にしたいんだよな。
分かってた。
姉ちゃんは晩飯作ってくれた。
俺の好きな麻婆豆腐。
うまかった。
俺は、その日も姉ちゃんの部屋に泊まった。
俺は・・・その日も姉ちゃんを抱いた。