俺が高校一年の時
母ちゃんは37かな。
高校は電車通学で1時間ちょっと掛かる場所で、中学のように歩いて10分、走って5分で行ける場所でなくて。兎に角、朝が弱い俺は母親に起こしてもらうのが日課だった。
創立記念日で学校が休みの日に
母ちゃんがまじまじと聞いてきた。
「卓、普段どんな夢見てる訳?」
[えっ?どんな夢って?急になんで?]
「起こしてる時に、たまに寝ぼけて母さんの名前を呼んでるから」
[うそーっ!母ちゃんって呼んでるの?]
「いや、下の名前だったり母ちゃんだったり。ちなみに今日は下の名前で芳枝ーってて、あんた彼女いてないし、芳枝って母さんの事でしょ。どんな夢見てる訳?」
俺は、母ちゃんとエッチしてる夢を見てるとは言えないわけで。
黙ってると
「寝言だけならまだいいけど、」と意味ありげな事を行って来る。
そのときは其で終わったが
俺は内心
たまに夢精したパンツとか洗濯機にいれたりするけど
いちいち確認しされてるのか?とか考えたりもしながら
寝言ヤバイなと思いながらも、
目覚ましをあと二つ買ってきて自分で起きるようにした。
が
目覚ましを止めてしまうから、母ちゃんが起こしにくる
で日曜日に
俺が、寝言だけなら良いけどって?どう言う意味だったのか思いきって聞いてみた!
そうしたら
毎回じゃないけど、週に一回か二回ぐらいと口をつぐみ、困った表情で黙ったかと思うと、もう、母さんは卓のこと起こさないからと言われてしまった。
でも目覚まし三個に増やしてもなかなか起きてこない俺を結局は起こしに来るしかない母ちゃんであった。
そうして
高校一年入学してから梅雨明けと同時に暑い時期がやって来て事件が起こってしまう!