今の時期に雷が鳴ると赤裸々に思い出される事があります。
自分が中学に上がった年から父親は単身赴任となり母親が看護師をしていたため2歳年下の妹・朋美とは2人きりで過ごす夜が急に増えました。
中学生になってから時々朋美の帰りが遅いのは知っていましたが、特段気にも止めずに過ごしていました。その日は中学生活最後の夏休みの最終日でした。
自分で言うのも照れ臭いのですが几帳面な性格の自分は母親のいない夜は自分で食事を作り、後片付けもしていました。
その日もいつも通りに食事を終え、風呂に入る支度をしていました。外は夕方からの土砂降り。時折雷鳴も轟き続けていました。
脱衣室に一歩踏み入れた時にびしょ濡れになった朋美が帰って来ました。
朋美は元来臆病で、その時も雷に怯えていました。
朋美はそそくさと戸締りをし、靴を脱ぎ乍ら
「お兄ちゃんただいま」
声にいつもの陽気さがありません。
「おかえり。先に入るか?今入ろうと思ってたんだ」
びしょ濡れになってブラジャーがクッキリ浮かんだ胸元に目が釘付けになりながら問いかけました。
靴を急いで脱ぎ捨てた朋美はべそを掻いて抱きついてきました。
「お兄ちゃん怖いよ。一緒に入って」
思いがけない態度に濡れて冷えきった細い身体を抱きしめ頷くだけでした。
性的知識を徐々に身につけ、オナニーも頻繁にしていた時期。それだけで下半身の時制はできずに反応し始めていました。
朋美に悟られる前に朋美から腕を離し、背中を向けて大急ぎ裸になって浴室へ入り、湯浴びをして浴槽へ飛び込みました。
続いて朋美も入ってきましたが、恥ずかしがる素振りもなく浴槽に向かって脚を拡げてしゃがみ込むと、ピンクの小さな乳首を隠そうともせずに湯浴びを始めました。
朋美の裸身を見るのは4~5年振り。痩身に似合わない大ぶりの乳房が腕の動きに合わせて左右に揺れて、それだけでそそられてしまっていました。
目線を下に移すとうっすらと生えたヘアの下にパックリと割れた生々しいピンクのものが。生まれて初めて見たのが朋美のものでした。
「私も入る」
言うや否や、朋美は狭い浴槽に入ってきました。
「久しぶりだねお兄ちゃんとお風呂入るの」
無邪気に微笑んだのも束の間。もの凄い雷鳴に朋美は自分に跨り、悲鳴を上げ抱きついてきました。
胸に乳房を押し付けられ、下半身同士も密着しているのに気付き、仮性包茎の皮を突き破り、先端が完全に露出してしまいました。
朋美が動く度、オナニーとは違う気持ち良さが感じられます。
耐え切れず朋美の背に腕を回し、先端がより気持ち良くなる様に朋美を動かしました。
長く続いた雷鳴が止むと朋美も下半身の異変に気付いた様です。
「お兄ちゃん何?ダメだよそんな事しちゃ」
朋美も性的知識とタブーを知っているのか、離れ様としますが、男の力には勝てません。しばらく素股が続きました。
朋美の息が乱れるのに時間はそれ程要りませんでした。
朋美は再び自分に抱きつき、自ら腰を動かします。弾みで簡単に入ってしまいました。
「あっ|」
同時に発し、咄嗟に動きも止まりました。朋美は全く痛がりません。
「お前した事あるの?」
耳元で囁くと朋美は頷きました。
「お兄ちゃんは?」
恐れていた問いに一瞬間を置き横に首を振りました。
「やっぱりダメだよ」
朋美の方が経験がある分理性が残っていました。再び離れ様とする朋美でしたが、渾身の力を込めて腰を動かすと、ものの数秒でイってしまいました。
それは朋美も気付いた様です。
「もっとしよ暖お兄ちゃん」
甘えるように囁きます。
幸いにも萎える事なく突き刺していましたので、再び腰を動かしました。
浴室で3回。
夥しい精子を洗い流した後、ベッドに移って2回しました。
その時は2人とも夢中で妊娠を考えずに貪り合っていました。
その頃は薬局の前にスキンの自販機がありました。
夜遅くに勇気を振り絞って何度も買いに行き、母親が夜勤の晩は新婚の様に求め合っていました。
朋美は自分と結ばれる以前は同級生と夏休みになってから初体験をし、その後、3回セックスをしたあたりから快感を覚え、その矢先の出来事だったそうです。
自分の受験勉強が忙しくなりだした頃から朋美も理解してくれたのか求めてこなくなってきました。
初体験の同級生とはそれきりとなり、覚えたての性欲をオナニーで我慢していた様です。時々卑猥な声が隣室から聞こえてきました。
自分が志望校に合格すると堰を切った様に求め合いました。
朋美の受験までそれは続き、朋美の普通なら見られないはずの部分の成長を見届けてきました。
それから2人とも結婚し、それぞれ2児の子を持つ親となっています。
が、
今でも関係は切る事ができず、コッソリとラブホ通いを続けています。