私が小学校のころ、兄が夜這いに来た。寝ている私にあれを口に擦りつけた
り、手で握らせて扱かせたりしていた。寝ている私は、毎晩されて寝ているフ
リをするのも辛くなり、兄に何回も怒ったが、やめないので父にちくった。そ
れは大変なことになった。兄とは、それからほとんど口をきいていなかった。
しかし、この度父も亡くなり、ひとりとなってしまった。葬儀が終わり跡付け
をしていると兄とふたりになった。昔話になり、兄の夜這いの話になってしま
った。私は、男の人のトラウマになりその後うまく男性に付き合うことができ
えず独身になってしまったことを打ち明けると兄も謝ってくれた。私も一人身
であるということと今後の不安があり、兄に甘えてしまった。なんと関係を持
ってしまった。今関係ができて考えると、小学校6年のときに兄に好きなよう
にさせてあげてたらよかったと思っている。兄にそれを言うと、本当になんで
あの時にやせなかったんだと笑って話している。兄には家族がいるので、毎日
は会えない。そんなに遠くないので会社の帰りに火曜と金曜は私に会いにきて
くれる。最初はサカリがついてお互いにガツついていたが、今は落ち着いて楽
しんでいる。義理姉ににも残しておかないとややこしくなると思うし、いい感
じである。残りの人生は楽しめそうである。