正月に実家の方に行けなかった母親が僕を誘い実家に行った。
カサカサとした音に目が覚めた、母親の両親と兄夫婦と遅くまで飲んで居たらしく母親はパジャマに着替えて居た。
「ごめん起こしちゃった?」
母親は着替えを済ませると横に敷かれた布団に潜り込んで来た。
「こうして一緒に寝るなんて何年振りだろうね」
母親は布団から顔だけを出して僕の方を見ながら言う。
普段見馴れてる筈の母親の顔が、その時は違って見えた。
母親に対して性を感じてしまった僕は慌てて視線を反らし母親に背を向けた。
何故だかドキドキが止まずパンツの中で硬く勃起までさせてしまう、僕は母親に気付かれないかとドキドキしながら身体を海老のように折り曲げじっとしていた。
シーンと静まり返った部屋で僕は背中の方に居る母親の様子を知ろうと神経を集中させた。
何の気配も感じられない、眠ったかな?と思い顔を捩り母親の方を見ると、母親は未だ僕を見て居た。
ドキッとして慌てて顔を逸らす、暫くすると背中にスーッと部屋の冷気が感じられると母親が背中に寄り添うように僕の布団に入って来た。「な‥何?」
「なんか眠れないし、こうして一緒に寝るのも家じゃ出来ないから今夜ぐらい一緒に寝よう」
母親は更に身体をピタリと寄せて来た、今までには感じた事もない母親の柔らかさがビリビリと伝わって来る。
僕の勃起は治まる所か更に硬く成ってしまう。
「ねぇ、母さんと一緒に眠るのは嫌?」母親が囁くように言った。
僕は身体を寄り添わせる快感に、嫌じゃ無い、と言うつもりで背を向けたまま顔を振った。
「ねぇ、こっち向いて」
「このままで良いよ」
「いいから、こっち向いて」
母親の手で肩口を引かれ僕は仰向けに成る、母親は僕の胸に片手を添えながら肩口に顔を埋めて来た。
ドキドキと興奮が高まってしまう、ちょっと顔を動かすと唇が触れてしまうくらいに母親の顔。
僕は、しがみ付きたい衝動に駆られながらも母親に叱られる事を恐れて何も出来ずに身を固くして居た。
意識的にだろうか母親の熱い息が顔に吹き掛かる、母親の手が固まった僕の頬に宛がわれ、その手に力が入って来る。
それに逆らわずに居ると母親の顔と触れ合う位置に。
「いいのよ」
母親の唇だけが妖しく動く、緊張が最大まで膨らむ。
母親の方から唇を触れて来た。
「こんな事は嫌?」母親の囁くような声に僕は母親にしがみ付いた。