土曜日の昼過ぎに、母さんに誘われ母さんの実家に行った。特別に行きたい訳でも無かったが、断るタイミングを外し、仕方なしで付き合った。
母さんと祖母、流石に女同士の話は長く結局、夕飯も食べ帰りは、すっかり遅くなっていた。
町外れの自販機でジュースを買い、車は峠に差し掛かり山道を上って行く。
「ねぇ、開けて」
母さんが缶ジュースを俺に差し出す。
プシュっとタブを開け返す。
「ありがとう」
運転をしながら母さんは缶を受け取り口元に運んだ、瞬間に車は舗装の捲れた所にタイヤが取られ、手にした缶からジュースが零れた。
「あ~!やだ~ぁ」
ぼやきながら母さんはガラス拭きのタオルを取り濡れたスカートを拭き始める。
「運転しながらじゃ危ないから拭いて上げるし、何処かに車を止めて、ちゃんと拭いたら」
俺は言いながら母さんの手からタオルを取ると、スカートをポンポンと押し叩くようにした。
「この先に止まる場所が有るから、そこに止めるね」
母さんは、ブツブツと言いながら車を走らせる。
タオルを通してだが母さんの柔らかい太腿の感触が俺の手先に伝わり、女の人の肌って柔らかいんだぁ‥ってな事を考えていた。
スカートの上から下腹部にもタオルを当て触れて行く。
黙ったまま車を走らせる母さん、俺は初めて触れる女性の柔らかさに母親って事を忘れてしまう。
座った脚の付けねにタオルを進めると、運転する母さんは少し驚いたような表情を浮かべながらも、左膝を助手席の方に開いて来た。
スカートが邪魔をしてタオルは内腿に届く事は無かったが、それでも俺は無言でタオルを押し付けた。
頂上付近で車を停めるスペースを見つけ母さんは車を止めた。
「ありがとう、でもストッキングも濡れて気持ち悪い」
「誰も居ないし、ここで脱いでしまえば」
母さんは少し躊躇った後にスカートの中に手を入れストッキングを脱ぎ始めた。
スカートの中から脱げて行くストッキングが見え始める。
「バカッ、何じろじろと見てるの、いくら息子でも見られるなんて母さんだって恥ずかしいんだからね」
「母さんの脚って柔らかいんだねぇ」
苦笑いを浮かべながら母さんは足首からストッキングを脱いで行き、クルクルと丸める。
その後に無言の時間があり気まずい時間が流れた。
「さっ、早く帰ろうか」
母さんが言う、俺は「ちょっと待って、もう少しだけ」
言ってしまう