私達の住んでる地区を見下ろすように、地区の背後に山が有る。
この時期になると山の中腹に、一本だけ有る桜が満開に成り、周りの景色とは別の世界に成る。
小学生に成り、母親は
「山に登り、一度見に行こうか」
と私を誘った。
母親は何度も登った事が有るみたいで、後ろに続く私を構いながら、とても道とは言わない険しい坂を登る。
桜の根本に着くと、麓から見えた桜とは、大違いで、それはとてつもなく大きな木に見えた。
「もっと良い場所が有るから」
母親に言われ、桜の木の裏から、崖をよじ登る。
高さが3mぐらい有るかと思うような岩の上に立つ。
目の前には枝を長く伸ばし、目一杯に花を咲かせる桜の木。あまりの感激で、時間を忘れる位に、そこに座り桜を眺めていた。
その年から、山に登るのが恒例と成り、四回目の春、私が小学五年生の時に、再び、この時期に山に登った。
五年生の頃には、私も母親の背丈より少し背は高くなっていた。
毎年、同じ様に岩の上に陣取り、ビニールのシートを敷き、持参した弁当を母親と食べる。
昔は、ここに何人もの人達が桜を見に来たのに‥と母親が話していた。
そう言われれば、数年、毎年ここに来るのに、他の人達には一度も出会った事が無い。
弁当を広げたまま、これも私の恒例で岩の上に立ち、オシッコをする、少し上向きに構え、一気に放出する時の気持ち良さは堪らなかった。その日は、母親が
「母さんも、オシッコしてみようかな」と言い出す。
私が居る前で、ジーパンとショーツを下げ岩の上で屈む。
母親の尿道からオシッコが噴き出る音。何度も見ている母親の尻だが、こんな場所で見るのは初めてで、私の顔は真っ赤に熱く成るのが分かった。
「そこのティッシュ取って」
尻を剥き出しにしたまま私の方を振り返る母親、
「気持ち良いねぇ」母親は膝下まで下げたまま言う。
「誰も居ないし、このままで、もう少し居ようかな」
笑いながら母親は膝下まで下げたままシートに寝転ぶ。
明るい陽射しに母親の股間の黒々とした陰毛が光る。
無用心な母親の姿を見て私の物がジーパンの中で硬く膨れようとして来ている。両手をシートに置き下半身を晒す母親、私は堪らずモジモジと身を捩っていると「どうしたの?母さんの見て、大きく成っちゃったの?」
と声を掛けて来る、恥ずかしさで俯くと「恥ずかしくないから脱いじゃいなさい」
母親が言う。