他愛もないスキンシップから、とんでもない過ちを引き起こしてしまいました。渇ききっていた身体は一瞬にして、燃え上がりました。もはや誰も消す事が出来ないままに、朝を迎えてました。
何度交わったか覚えていません。ただ、そのけだるい疲れに、いつの間にか眠ってしまいました。
目を覚まし、すぐに昨夜の出来事を思いだしました。私達が地獄で紅蓮の炎に焼かれる行為を。
着ているはずの二人のパジャマは部屋の隅に投げ出されてました。
しかも二人共、全裸のままでした。枕元には、二人の間に 何があったかを示すハッキリとした物がありました。使用されたコンドームです。
見ただけでも三個、当たり前ですがその中身まで残ってます。私は我に返りました。夢が覚めたのです。
身体が震えてきました。
「なんて事を・・」
涙が溢れてきました。
私はそっとベットから抜け出しました。
そして息子が目を覚まさない様に、そっと服を付け、身だしなみを整えました。
しかし受けたショックは収まる事はありません。膝が震えます。とてもじっとしている事など出来ませんでした。私は部屋をでました。
私はあてもなく街中をさ迷い、公園のベンチに座り続けてました。部屋に戻ったのは夕方近くになっていました。
何処をさ迷い歩いたか、分かりません。しかし、何とか自分を取り戻す事が出来ました。起きてしまった事はもう、どうする事も出来ないのです。大事なのはこれから先の事!私は自分に言い聞かせました。
まだ遅くありません、息子と話し合わなくては、と考えました。
息子は仕事に出掛けてます。
慌てて仕事に行った様です。綺麗好きの息子が部屋を片付けずに出掛けてます。多分、寝坊でしょう。私は部屋を片付け、夕食の支度にかかりました。でも、ふと脳裏によぎるのは昨夜の出来事でした。
おぼろげながらも、その光景が目に浮かんでました。
息子と身体を合わせている私、息子のペニスを受け止めている私の姿です。
身体が熱くなってきました。息子との行為が脳裏に焼き付いていきます。次第にその時間が長くなっていきました。息子を男として意識している私でした。
息子が帰って来たのは20時を過ぎてました。
「お帰りなさい・・」
「母さん。心配したよ、急に居なくなったから、どこに行ってたの?」
息子は少し不機嫌の様です。
「裕くん、話をさせて・・昨夜の事を・・」
「・・ ・・」
息子は無言でした。
「私はなんで、あんな事しちゃったのか判らないの。でも反省してる。だから貴方も忘れて頂戴、お願い」「そおなの?・・それが母さんの今の気持ちなんだ・・俺の気持ちはどうなるの?」
それは意外な言葉でした・
ごめんなさい。続きはまた明日。息子が呼んでます。