元日の朝は、お袋に軽く往なされ俺は敢えなく断念した、お節や雑煮が出来た頃にも親父や弟は起きて来なく、結局、毎度の如くお袋が二人を起こした。
夜中の形跡を、きっちりと消し去ったコタツに料理を並べ、これも例年通りに改めて新年の挨拶を交わし料理を食べた。
俺は幾度となく、お袋との機会を伺ったが、結局その元日は何も出来ずに終わってしまった。
2日目は弟は直ぐ様、家を出て行ったが相変わらず親父は、正月だから‥と理由をつけて家に籠り、チビチビと酒を飲んでいる。
何時もなら俺も友達と遊びに行く筈なのに、今年は家から出なかった俺を見て親父は
「どうした?珍しいなぁ、お前が家に居るなんて‥」
多少、酔っぱらいながら嬉しそうに言う。
「酔っぱらいの父さんが居るから、徹も心配なんじゃないの」
お袋が笑いながら言う。
コタツに入り寝そべりながら、お袋の動き回る姿を追う、お袋も時折、俺と視線を合わせるが、その度に親父が気になるのか!親父の方をチラ見しながら又、俺を見る。
俺の頭の中は元日の夜中の事が、何時までも駆け回っていて離れようとはしない。
昼前に我慢出来なくなった俺は、お袋に熱い視線を送ると二階の自分の部屋に行った。
‥来てくれ!お袋!ここに来てくれ‥
強く思いながら部屋に居ると階段が軋み上がって来る音が、ドアが静かに開けられ、お袋が顔を覗かせる。
目で合図を送ると、お袋は部屋に入り後ろ手でドアを閉める。
「父さんが居るから昨夜のような事は出来ないんだからね!あなたも我慢しなさい」
お袋が言う、確かに俺も一階に親父が居るのに、あそこまでは出来ないと思っていた。
「母さん、ちょっとだけ‥少しだけお願い」ベッドの端に座る俺の前に立つ、お袋の腰をスカートの上から触った。
「あぁ!悪い子ね、あの時だけ‥って言ったのに!」
お袋の腰が悩ましげに小さく揺れる、スカートの上から下腹部に顔を押し付け、お袋を貪る。
「母さんの、此処にキスしたいよ」
「はぁ~ぁ!今は駄目よ、今度ね!今度、機会が有れば‥」
お袋は下腹部に埋める俺の頭を撫でながら言う。
お袋は俺の前にしゃがむとジーンズのファスナーを下ろす、俺もジーンズのボタンを外し腿までジーンズを下げた、お袋はドアの方を気にしながら俺の物を咥えて来る。